COLUMN

2021.03.26

バレンタインのチョコレートは洋菓子の街・神戸で。

バレンタインのチョコレートは洋菓子の街・神戸で。

港町・神戸は、開港とともに外国文化がいち早く入ってきたハイカラな街。数々の有名洋菓子店をはじめ、チョコレートショップが生まれた場所としても有名です。今回は、そんな街・神戸のチョコレートに注目。神戸ならではの絶品チョコレートショップをご紹介します。大切な方に、神戸のチョコレートを贈ってみませんか。

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「JHOICE laboratory」の、宝石のように美しいボンボンショコラ

CONTENTS
  1. JHOICE laboratory
  2. カファレル神戸北野本店
  3. Chocolatier Baranoff
  4. モンロワール


JHOICE laboratory(ジョイス ラボラトリー)

神戸の人気ショコラティエがアトリエショップを新設。
神戸の素材を合わせたボンボンショコラも!

花隈公園にほど近い場所、ビルの1階、打ちっ放しコンクリートと鉄をベースにしたインテリアがかっこいい空間には、ボンボンショコラの並ぶショーケースが…。こちらは、これまで店舗を持たずに活動を続けてきたショコラティエ丈池武志さんのアトリエショップ。

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秘密のアトリエのような、隠れ家的雰囲気の店内。特別感があってワクワクが止まらない!

大阪の老舗パティスリーや神戸のホテル、レストランなどでパティシエとして活躍してきた丈池さん。お菓子作りに励むうちに、チョコレートの魅力に惹きこまれて…。「量産できない希少なカカオ豆に出逢い、そういったこだわり抜いて作られたモノを、チョコレートを介して伝えていきたい」。そんな思いの元、ショコラティエの道に進まれました。

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入って右、はめ込みの棚には、チョコスプレッドやカカオ豆を使ったショコラや焼き菓子が並びます

ベトナムのカカオ農園をはじめ、丈池さんが生まれ育った徳島県の柚子や番茶、現在の生活の拠点となっている神戸の野菜やフルーツなど、直接生産者さんの元を訪ね、畑を見て、話を聞いて、納得の素材を使用するボンボンショコラ。

例えば、神戸市西区の有機バジル、灘五郷・白鶴酒造の純米大吟醸酒〝山田錦、淡路島レモンなどこだわりの素材をガナッシュと世界のカカオをペアリングし、絶品の味わいを作り上げています。

新設されたアトリエショップでは、丈池さんがそんなボンボンショコラを一粒ずつ丁寧に訪問客にプレゼンテーション。お客は、丈池さんとの会話を通じて、生産者のこだわりや素材のおいしさ、組み合わせの妙といった情報を得ながら、買い物を楽しめます。

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『arôme』JHOICE selection 5PBOX 2,160円(税込)

(写真左から) 京都府相楽郡和束町の”ほうじ番茶”とスコッチウイスキーのガナッシュ「ほうじ番茶」 / 有機ジャスミン茶とライチのガナッシュ「ジャスミン・ライチ」 / フランボワーズと薔薇のコンフィチュールと薔薇茶のガナッシュ「ローズ・フランボワーズ」 / 淡路島五色浜のおのころ雫塩のキャラメルガナッシュとヘーゼルナッツのプラリネ「キャラメル・ノワゼット」 / アマレット (あんずの核のお酒)と深煎りコーヒーのガナッシュ「アマレット・キャフェ」

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JHOICE selection 5PBOX『Liaison』(リエゾン) 2,268 円(税込)

(写真左から) 徳島県産”すだち”と、灘五郷・白鶴の大吟醸酒”山田錦”酒粕のキャラメルガナッシュを合わせた「徳島県産すだちと酒粕のキャラメルショコラ 」 / 神戸市西区の有機バジル×淡路島レモン×オリーブオイルのガナッシュと、カシューナッツと甜菜糖のプラリネの2層が癒される「バジル × レモン × カシューナッツ 」 / 徳島県産木頭柚子のコンフィチュールと、大阪府堺市・老舗糀屋 “雨風”さんの甘酒のホワイトガナッシュの2層構成が味わい深い「木頭柚子×麹甘酒」 / 京都丹後の黒にんにく”フルーツガーリック”と、太山寺いちごと黒胡椒のコンフィチュールと、ポルトワインのガナッシュ「黒にんにく×苺×ショコラ」 / あんずとオレンジのキャラメルと、栗の花の蜂蜜とアマレットのミルクガナッシュ「あんず ×栗の花の蜂蜜」

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シンプルでスタイリッシュなパッケージ。ペーパーバッグの内側には小さな「セミ」のマークが
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ショーケースの中には、今期のバレンタインにおすすめしたい商品がディスプレイ。丈池さんのボンボンショコラは、ミネラルを多く含むてんさい糖で、糖度を低く抑え、さらに口溶けやあとくちも考慮してシェルチョコレートの薄さやフィリングの水分量、みずみずしさも意識。そのため、賞味期限は約1週間と短い。冷凍保存をしない、フレッシュなボンボンショコラを提供しています。

SHOP INFO

JHOICE laboratory
住所:神戸市中央区花隈町5-21 1F
TEL:078-335-5980
営業時間:12:00~18:00
定休日:日~水曜

Caffarel(カファレル)神戸北野本店

おなじみのかわいい缶もイートインのデザートも
バレンタイン限定のリミテッドが登場

イタリア・トリノ発祥の老舗チョコレートブランドの日本直営店。キノコやてんとう虫といったホイルのラッピングがかわいいチョコレートのほか自慢のジャンドゥーヤを使った生ケーキなどオリジナルドルチェが充実の一軒です。

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かわいいホイルに包まれたチョコレートは種類も豊富

こちらを運営する山本商店は、神戸に100年続く貿易会社。時代時代に応じた製品や原料などの輸出入を続け、近年は、輸入食品を専門に取り扱う商社です。こちらの会社が、カファレルチョコレートと日本輸入総代理店契約を締結したのが1994年。カファレルという素晴らしいチョコレートを、日本国内で多く流通していくため、直営店をオープンしました。

北野本店では、カファレルチョコレートを知っていただくために、イタリアスタイルのドルチェやドリンクを提供するカフェも併設。お買い物のほか、繊細な皿盛りドルチェも楽しめるとあって評判。

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サロンでは、バレンタイン限定ドルチェも楽しめます

そんなカファレルの2021年バレンタインに向けてのおすすめ商品をご紹介します。

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「ジャンドゥーヤ・クラシカ」2,016円(税込)

ピエモンテ産のヘーゼルナッツの芳醇な風味が楽しめるジャンドゥーヤをクラシカルな缶にアソート。缶には、19世紀に王室御用達であったカファレルだからこそ使用できる「イタリアが王国だった頃の王家の紋章」をデザインしています。当時の王室御用達ブランドしかこの紋章を商品に使用できない特別感ある商品です。

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「ソラーレ」3,780円(税込)

清々しい青空の下遊ぶ女の子。ふわりと風で飛ばされてしまった麦わら帽子を小鳥たちが運んできてくれて…。温かみのあるチョコレートデザインの缶に、定番のジャンドゥーヤチョコレートをはじめ、カファレルらしい華やかなホイルのチョコレートが22粒も入った楽しいアソート。

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「カンパーナ」1,728円(税込)

ジャンドゥーヤチョコレートを贅沢に使用した生地を、低温で長時間焼き上げた釣り鐘型のフォンダンショコラ。しっとり焼き上げたジャンドゥーヤチョコレートのパウンドケーキに、クリームとジャンドゥーヤチョコレートを合せた特製ガナッシュを詰め、ジャンドゥーヤチョコレートを掛けた贅沢な焼き菓子。そのままでも、少し温めても美味。中の特製ジャンドゥーヤガナッシュがとろりと溶け出します。

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「ローザ・ローザ」648円(税込)/テイクアウト、デセール(ドリンク付き)1,760円(税込)/イートイン

メニュー名は、イタリア語で”ピンクのバラ”という意味。赤保シェフ・パスティッチェーレが、美しい花々とともに、ロマンティックなバレンタインを過ごす恋人たちをイメージして考案。グリオットチェリー風味のイタリアンメレンゲの中は、グリオットチェリームースとキルシュで風味付けしたチョコレートクリームの2層。ほどよい酸味のチェリーと濃厚チョコの絶妙なバランスをご賞味あれ。

SHOP INFO

Caffarel神戸北野本店
住所:神戸市中央区山本通3-7-29
TEL:078-262-7850
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜(12月~3月を除く)

Chocolatier(ショコラティエ) Baranoff(バラノフ)

ロシアの老舗チョコレートブランドが神戸に。

元町の古いビルの2階、隠れ家のような特別な雰囲気を醸し出しているチョコレートショップ「バラノフ」。こちらは、ロシア人バラノフ・キリルさんがオーナー。ひいお爺様の味を再現したいという夢を神戸で実現されました。

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2015年に栄町に開業し、現在の場所に移転したのは昨年6月

バラノフ・キリルさんのひいお爺様にあたるニコライ・バラノフさんがロシアにチョコレート工場を作ったのは1907年。プレミアムチョコレートブランド「BARANOFF」は、「みんなに愛されるチョコレートを…」という想いで開業されました。しかしながら、一次世界大戦とロシア革命でロシアのチョコレート産業は終止符を打たれてしまいます。

全てを国に没収されてしまったプレミアムチョコレートブランド「BARANOFF」でしたが、100年後、貿易の仕事で神戸に移住したバラノフ・キリルさんが、ひいお爺様の思いと味を復活。先代の意思を引き継ぎ、現代の日本の技術と素材を使い、プレミアムチョコレートブランドBARANOFFを誕生させました。

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店内にはテーブルが2つ。気になるボンボンを選んで、ドリンクとともに味わえます

「神戸には『モロゾフ』や『ゴンチャロフ』など、神戸=チョコレートのイメージを定着させたロシア人も多く、馴染みもあります。私が作るチョコレートも受け入れてもらえると思い、神戸に店を構えました」とバラノフさん。

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ピンクを基調にした店内。ショーケースには丸いボンボンショコラがずらり

ショーケースに並ぶボンボンショコラは約40種。ドンペリやバーボン、シャンパンなどをガナッシュに練りこんだ濃厚でパンチのあるトリュフをはじめ、梅酒、日本酒などアルコールを使用したものなど、アルコール入りのチョコレートが充実。また、ユズ、イチゴ、紅茶など、お酒の入らない日本らしい繊細な味のものも。店内にはカフェも併設され、ロシアンティーやアルコール類と一緒にチョコを楽しめます。

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梅酒、アマレット、ラム酒など、アルコールを使用したボンボンショコラが多数
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「トリュフ&プラリネ6個入りセット」2,280円(税込)

ノンアルコールのチョコレートの詰め合わせ。左上から時計回りに、ユズ、パッションフルーツ、カプチーノ、ピスタチオ、ミルク、チョコレートクリーム。

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シンプルながら高級感あふれるパッケージ
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イートインでは、チョコレート1粒からでもいただけます。アーモンドプラリネをまわりにあしらった一粒は、ふんわり甘いディサーノアマレットが効いてる!アマレット420円(税込)、木苺の甘酸っぱさとアルコールの風味漂うフランボワーズ420円(税込)、紅茶480円(税込)で提供されます。

SHOP INFO

Chocolatier Baranoff
住所:神戸市中央区元町通2-9-1元町プラザ2F
TEL:078-599-9733
営業時間:13:00~19:00
定休日:月・火曜

モンロワール

リニューアルした岡本坂店、優雅な雰囲気でお買い物。

神戸市東灘区岡本に本店を構える「モンロワール」。地元のお客様が親子3代で利用する昔ながらのチョコレートショップです。岡本本店の創業は1988年、「日本人のお客様の味覚に合うチョコレート作りを」というコンセプトの元、日本の風土と味覚に合わせて作った、こだわりのチョコに出会える店は、洋菓子の街・岡本からスタートし、その知名度、人気は、今では全国区です。

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岡本本店は、昨年11月20日、同じ岡本エリア内に移転リニューアル。石畳の坂道の途中にオープンした店は、岡本の街の雰囲気にピッタリなオシャレで重厚感がありながら、ガラス張りで明るく、通りからもお店の中が見え、入りやすい雰囲気。

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以前よりも広くなった店内は、ゆっくりと商品選びが楽しめます

タイル貼りの床や壁がエレガントテイストの店内にはソファーも用意され、まるでホテルのロビーやジュエリーショップのようなスペシャル感。そんな雰囲気の中で、お買い物が楽しめるのは本店だけ。ラインナップも充実の本店で、じっくりチョコ選びを楽しんでみてはいかが。

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「クラッシュアーモンド カラーBOX 4色詰合せ」32個入り 2,700円(税込)※限定商品のため、売り切れの際はご容赦ください。

バレンタインだけの限定商品。細かく切り刻んだアーモンドをたっぷり、チョコレートでからめたブロックチョコは、ミルクチョコレートと、バナナ、ストロベリー、ブルーベリーのバレンタイン限定の3色のフルーツのチョコレートがセット。

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「リーフメモリー」15個入り 1,080円~。

「モンロワール」で一番人気のチョコレート。木の葉の形をした小さなチョコレートは、ベルギー産のクーベルチュールを中心に使用。ミルク、ダーク、抹茶のほか、クランベリーやブルーベリーなどフルーティなフレーバーなど、1つの包みで3つの味が楽しめます。どれも口溶けよく、上品な甘さです。

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「ラヴィアンショコラ」160g 1,080円~。

薄い大きな円盤型のチョコレートを豪快に割ったチョコレート。「ラヴィアンショコラ」とは、「チョコレートのある暮らし」という意味。チョコレートで毎日をハッピーにという思いが込められています。味はピーカンナッティ、ナッツとマシュマロ、ベリーベリー、チーズケーキなど7種類。

SHOP INFO

モンロワール岡本坂店
住所:神戸市東灘区岡本1-12-14 Okamoto T+T Bldg
TEL:0120-232-747
営業時間:10:00〜19:00
定休日:無休(年始のみ)

生産者産との関わりを大切にチョコを表現する「ジョイス」、イタリア・トリノの老舗の味を神戸から発信する「カファレル」、ロシアの伝統の技を神戸に伝える「バラノフ」、全国区の人気チョコを神戸で丁寧に作り続ける「モンロワール」、どちらのブランドもそれぞれのこだわりを持ち、魅力的。ぜひ一度お店へ足をお運びください。

バレンタインデーはもちろん、日常のブレイクタイムや手土産に、オンラインショッピングもぜひ。

【文/写真】いなだみほ(ライター)
赤穂生まれ、神戸暮らし。お菓子、パン、雑貨などを中心に雑誌、ガイドブック、ウェブなどで取材執筆。著書に「東京最高のパティスリー」(ぴあ刊)、編集から携わったムック「神戸のおいしいパン屋さん」、「神戸紅茶さんぽ」、「神戸土産の新定番」(共にグラフィス社)など。パンやお菓子の取材活動やスイーツ&パンイベントのディレクションも手がける。
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