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2023.06.28

「BE KOBE」モニュメントっていくつある?

「BE KOBE」モニュメントっていくつある?

神戸の人気の写真スポット「BE KOBE」モニュメント。いくつあるか、みなさんはご存じでしょうか?

二つ?いや、三つに増えた?

いえいえ、実は四つもあるのです。(2023年6月時点)

そこで今回は、「BE KOBE」の四つのモニュメントとそれぞれの魅力について紹介していきます。神戸をめぐりながら、「BE KOBE」モニュメントと一緒に、SNS映えの写真を撮影してみてください。

1.昼も夜もフォトジェニック「メリケンパーク」

まず一つ目は、港町・神戸を代表する人気スポット「メリケンパーク」。

初代「BE KOBE」モニュメントは、2017年に神戸開港150年を記念して設置されました。園内の海沿いに設置されていて、モニュメントの白色と海や空の青色とのコントラストが抜群にきれいです。

いつもたくさんの人で賑わうメリケンパークの中でも、とりわけモニュメントの前には多くの人が集まっており、撮影するために列ができることもあります。

メリケンパークからハーバーランドをのぞむ

周辺には、神戸海洋博物館やモザイク大観覧車など、たくさんの神戸を代表するランドマークが揃い、神戸らしいウォーターフロントの景色が広がります。隣接するハーバーランドでのショッピングやクルージングなど、港町・神戸の観光ついでに、「BE KOBE」モニュメントにも訪れてみてください。

夜にはライトアップされ、神戸港の夜景と合わせて違った雰囲気を楽しめますよ。

Information メリケンパーク
住所 神戸市中央区波止場町2
アクセス 地下鉄海岸線「みなと元町駅」徒歩約8分
各線「元町駅」徒歩約10分

2.時間によって表情を変える「ポーアイしおさい公園」

続いて二つ目は、ポートアイランド西公園、通称「ポーアイしおさい公園」。

公園は、南北に800メートル以上の長さがあり、西側に海、東側に神戸学院大学のキャンパスなどがあります。六甲山系の眺望は素晴らしく、海や街並みなど神戸らしいパノラマが広がっています。

そんなポーアイしおさい公園にあるモニュメントは、2019年に設置されました。

「BE KOBE」の文字部分がくり抜かれていて、メリケンパークの第一号モニュメントと対になっているようなデザインです。文字のあいだから、向こう側の海や街並みまで見渡せて、夕暮れ時には沈みゆく夕陽とコラボレーションしたドラマチックな姿が見られるかもしれません。

夜間には、文字部分が内側からライトアップされ、「BE KOBE」の文字が幻想的に浮かび上がります。神戸が誇る美しい夜景を背景に、SNSにアップしたくなるような映え写真がきっと撮影できますよ。

このように時間帯によって、表情を変える姿を楽しめるのも魅力の一つ。

公園には遊歩道や市街地を望む展望デッキなども整備されているので、夕暮れ時をめがけて行き、ゆっくり散策しながらライトアップを待つのもいいですね。

美しい景色を眺めながら、ゆったりと過ごす時間は神戸ならではかもしれません。

Information ポートアイランド西公園(ポーアイしおさい公園)
住所 神戸市中央区港島1-3-4
アクセス ポートライナー「みなとじま駅」徒歩約15分

3.豊かな自然に囲まれた「つくはら大橋休憩所」

三つ目は、神出山田自転車道のルート沿いにある「つくはら大橋休憩所」。

こちらは2020年の完成。これまでに紹介した海側の二つとは異なり、自然豊かな北区の里山エリアに誕生しました。

山や湖に囲まれたのどかな景色が広がり、都会的なイメージの神戸とは別の一面を見せてくれます。

モニュメントのデザインコンセプトは「自然からの贈り物」。

白御影石張りのステージの上に天然杉で作られています。木の温もりが感じられて、とてもあたたかい印象です。

モニュメント前にある溝に自転車のタイヤを固定すれば、愛車と一緒に写真を撮ることができ、この地を訪れたサイクリスト達へのおもてなしが感じられます。

つくはら大橋休憩所はサイクリングロードにありますが、歩いていくこともできます。

つくはらサイクリングターミナルを出発して、美しいつくはら湖の風景を眺めながら徒歩で約35分。自転車だと約10分で到着します。

すぐ近くの衝原大橋から見える山陽自動車道のつくはら橋は、ダイナミックで美しい構造物として橋梁マニアの方々にも人気が高いようです。モニュメントと合わせて訪れてみてください。

Information つくはら大橋休憩所
住所 神戸市北区山田町衝原
アクセス 「つくはらサイクリングターミナル」徒歩約35分、自転車約10分

4.地元地域の里山文化に根差した「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」

そして、いよいよ四つ目となる北区にある花と果実のテーマパーク「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」。

開園から30周年を迎えた節目として、2023年4月にモニュメントが設置されました。

「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」

こちらのモニュメントはなんと、茅葺き屋根の「茅(かや)」で作られています。

里山が広がる神戸の北区・西区には、700棟もの茅葺き民家があると言われ、地域にちなんだ茅葺きデザインが採用されました。

大きなメタセコイアの鮮やかな緑が写真に彩りを加える

注目は、手前にある昔のカメラのような形をした撮影台。備え付けのフックにスマートフォンを引っかけると、茅でできた丸い穴から「BE KOBE」がちょうど映る仕組みになっています。

撮影台にスマートフォンを設置して撮影すると…
茅の丸い穴から見える「BE KOBE」と一緒に撮影できます。

よく見るとKOBEの「O」の文字だけ色が違います。これは、資源循環の円環を表していて、葺き替えられた真っ新な茅葺きを象徴するよう「新しい神戸産の茅」を使用しているそうです。

園内には遊園地やBBQ施設、地元の食材を使ったカフェや農産物直売所などがあり、丸一日楽しむことができます。

Information 道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢
住所 神戸市北区大沢町上大沢2150
アクセス 神戸電鉄「岡場駅」よりバス・タクシーで約15分
JR「三田駅」よりタクシーで約15分
JR「三ノ宮駅」より神姫バスで約35分(土日祝のみ運行)

ところで「BE KOBE」とは?

ここまで「BE KOBE」のモニュメントを紹介してきましたが、“そもそも「BE KOBE」って何?” “どんな意味があるの?”という方も多いと思います。

「BE KOBE」という言葉は、阪神・淡路大震災から20年をきっかけに生まれた「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライド・メッセージです。 (シビック(civic)=市民、プライド(pride)=誇り)

新しいことに挑もうとする人や気持ちを愛する、そんな神戸を誇りに思うメッセージが込められています。

詳しく知りたい方はこちら〉

五つ目のモニュメントが誕生

さらに、この度、2023年7月に五つ目となる「BE KOBE」モニュメントがアジュール舞子海水浴場に誕生しました。

雄大な明石海峡大橋を背景にパールホワイトに輝くモニュメントの写真撮影ができます。夜には明石海峡大橋とモニュメントの両方がライトアップされ、神戸の新しい夜景スポットになりそう。

お気に入りの場所で「BE KOBE」モニュメントと一緒に、渾身の一枚を撮影しに行ってみてください。

【取材・文】 川崎 哲章

神戸在住のPRディレクター&ライター。洗練された都会のイメージがありながら、自然を身近に感じながら過ごせる街・神戸の魅力をもっと多くの方に届けたいと考えて、観光やグルメ情報、そして関わる人々を取材。灘区の六甲山にも海にもすぐ行ける場所に住み、カメラ片手にいろんな場所へ出かけています。

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