2024.07.08
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神戸へ新感覚ドーナツを買いに行こう!

今も昔もずっと変わらず、大人も子ども大好きなドーナツ! 人気は衰えず、今なおドーナツブームは続きます。
どんどん進化して、食感はふんわり、もっちり、さっくりなど、さまざま。
さらにおいしく、そして見た目まで進化しているドーナツを神戸で楽しんでみませんか。
ライター・コーディネーター
赤穂生まれ、赤穂郡上郡育ち、神戸暮らし。人に出会うことが好きです。誰かの大切な思いを文章にして、たくさんの方に伝えるお手伝いをしたいと思っています。お菓子、パンなどを中心に雑誌、ウェブなどで取材執筆。イベント企画などにも携わっています。著書「東京最高のパティスリー」(ぴあ)、MOOK「神戸のおいしいパン屋さん」、「神戸紅茶さんぽ」、「神戸土産の新定番」、「神戸のパン屋さん、やっぱりすごい」(共にグラフィス社)を編集執筆。関西テレビ番組「よーいドン・本日のおすすめ3」にも不定期出演中。
北野坂に移転リニューアル!海外ライクな「THE CITY DONUTS AND COFFEE」
「THE CITY DONUTS AND COFFEE(ザ シティ ドーナツ アンド コーヒー)」は、神戸にある海外ライクなドーナツ専門店。

オーナーの小野原祐輔さんが、「かつて暮らしていたカリフォルニアで足繁く通っていたドーナツショップのおいしさを神戸にも」との思いで、帰国後2021年3月にオープンしました。
インパクト抜群のドーナツが話題となり、地元神戸っ子はもちろん観光客にも大人気。
3周年を迎えた今年2024年5月には、ハンター坂から目抜き通りの北野坂へ移転リニューアルされました。

お店は北野坂の中腹にあるレンガ作りの建物です
移転後のお店はサンフランシスコのカフェをイメージ。ゆったり、のんびりした雰囲気が漂います。
お店に入ると、まずショーケースに並ぶドーナツに目を奪われます。
ピンク色のチョコレートがデコレートされた「THE SIMPSONS」、カラフルなシリアルトッピングの「CEREAL」、大人気のベーコントッピング「MAPLE BACON」など、ユニークなドーナツが常時約15種類。

ショーケースにはドーナツがずらり
店国産小麦の強力粉、薄力粉を薄力粉と強力粉をブレンドした生地を手でこね上げ、アメリカ式にイーストを使ってふっくらと発酵させたら、サラダ油で揚げられます。

丸みを帯びたふっくらドーナツは食感もふわふわ。
このドーナツにグレイズやチョコソースなどをデコレートしたり、トッピングをのせたりして、大胆でキュートなアメリカルックのドーナツが完成します。
そんなドーナツは、どれも生地がふんわり軽く甘さ控え。おおぶりサイズでも意外にぺろりと食べられます。
合わせて頂きたいドリンクには、コーヒーはもちろんのことレモネードやミックスベリーソーダ、シェイクなどがスタンバイ。
お好みのドーナツとドリンクの組み合わせをお楽しみください。

移転後のお店はゆったりした空間が特徴。
「移転前はハイテーブルにハイチェアだったのですが、お子様連れのお客様やわんちゃんと一緒に来られるお客様のことを考えて、今回はベンチシートやスツールも低めに設置しました」と小野原さん。
ベビーカーでも入店しやすいようにテーブルの配置もゆったりめ。
のんびりとカフェタイムを楽しむことができます。

THE CITY DONUTS AND COFFEE
住所 | 神戸市中央区中山手通1丁目22−13 HILL SIDE TERRACE 1F |
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TEL | 078-862-5454 |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/thecitydonuts/ |
神戸初・生ドーナツ専門店の2号店が北野にオープン「.donut factory」
油で揚げて、火を通しているのに「生ドーナツ」とは?
「.donut(ドットドーナツ)」の生ドーナツは、エアリーxもっちりの軽い食感を追求した、丸いふっくらした形のドーナツ。
地元の素材を使用し、手作りされるドーナツは、頬張った瞬間、やさしい甘さに包まれます。

阪急神戸三宮駅西口の改札を出てすぐ「KOBE new WORLD」の1階にある、生ドーナツ専門店「.donut」は、2022年10月にオープンして以来、行列が絶えない人気店。
この人気店の2号店となる「.donut factory(ドットドーナツ ファクトリー)」が2023年12月にオープンし、話題を呼んでいます。
場所は、生田神社から徒歩5分ほどのところ。

お店は生田神社のすぐ北側
ドーナツをつくるファクトリーが併設されたお店は、いつ行っても活気に満ちています。
一つひとつ丁寧に作られるドーナツ生地に使用しているのは、兵産産の小麦粉「北野坂」や共進牧場の「六甲山麓牛乳」、淡路島・北坂養鶏場の「もみじたまご」。さらに生地に甘みを出すため、カボチャを加えているのもおいしさのポイント。
前日に仕込んだ生地は、じっくりと熟成発酵させてから翌日に成形。良質の油で揚げて、ふわふわに仕上げられます。

ショーケースには、人気の出来立て生ドーナツや、六甲山で収穫されたはちみつを使ったグレーズド、生クリームがたっぷり入ったタイプなど約20種類が並びます。選ぶのも楽しい!

左手前から時計回りに「KOBEドットドーナツ」、「ホワイトフランボワーズ 」、「はちみつグレーズド」、「レアチーズブルーベリー」、「カスタード」
さらに2号店では、日本各地のフルーツを使用した限定生ドーナツも限定販売。「神戸いちご」や「淡路島なるとオレンジ」、「沖縄スナックパイン」など、季節にあわせたフルーツドーナツが並びます。
7月には鳥取県産のブルーベリーを使用したドーナツや篠山産のほうじ茶パウダーをまぶしたドーナツも登場。
バリエーション豊富な生ドーナツ、ついつい買いすぎてしまいます。

おしゃれなボックスは手土産にぴったり
.donut factory
住所 | 神戸市中央区中山手通2丁目3−15 石田ビル1F |
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TEL | 080-7097-5260 |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/dot_donut_kobe/ |
オープンキッチンの活気も楽しい!揚げたてドーナツをおやつに「BRUN」
2023年10月、阪急花隈駅近くにオープンした「BRUN(ブラン)」。開店前からお客様が列をなす大人気のドーナツカフェです。
店主の荒田あすみさんが「毎日食べても飽きることのないお菓子を」と作り始めたドーナツ。
「プレーン」をはじめ、「キナコ」、「シュガー」、「コーヒーシュガー」、「ココナッツ」、「アーモンドチョコ」など、毎日のおやつシーンにぴったりなドーナツが並びます。トッピングもボリュームたっぷり。

店を切り盛りするのは、荒田さんをはじめ総勢6名のスタッフ。12時の開店に合わせ、毎朝6時からドーナツの仕込み、製造をスタートします。

ドーナツレシピは、フレンチレストランのデザートに約10年、そのあと宝塚のカフェでドーナツ作りに携わっていた、スイーツのベテラン荒田さんが考えたもの。
「独立するにあたって店の名物になるスイーツを作りたいと考えました。そこで毎日食べても飽きることのない、大人も子どもも大好きなドーナツを作ることに決めました。そして私自身が本当に食べたい理想のドーナツを形にしたのがBRUNのドーナツです。」と荒田さん。
食感・風味をとことん追求するなか、「しっかり生地自体も味わってほしいから」と、小麦粉は製粉会社さんにオーダー。オリジナルブレンドの国産小麦粉に、新鮮なタマゴなど、材料は揚げる直前にミックス。そのあと柔らかな生地を専用の機械でサラダ油の中に一つずつ浮かべ、180度の温度でじっくり揚げていくドーナツは、こんがりきつね色が食欲をそそります。

ひっくり返すタイミングや油の切り方までこだわったドーナツは、サクっと軽いのが特徴
オーブンキッチンでプカプカと油に浮かぶドーナツの様子がかわいくて、つい足を止めてカメラを向けるお客様も多数。そんなひとコマも楽しく、お買い物、カフェでのスイーツタイムは至福そのもの!
シンプルに生地の味を楽しめるプレーンはマストですが、たっぷりのオーガニックきなこをまぶした「キナコ」は、オーダーしてからさらに「追いきなこ」ができる嬉しいサービスもあります。
香ばしいきなこの風味は、持ち帰って袋を開けた瞬間も健在で幸せを感じます。
「アーモンドチョコ」のアーモンドスライスは、毎日まぶす直前にローストするなど、食感、香りにもこだわって作られています。


夏にぴったりな「ココナッツ」
午前中は行列必至。午後2時くらいが少し落ち着いている時間帯なので狙い目かもしれません。

あんドーナツ、ぶどうドーナツが美味しい「フロイン堂」
阪急電車岡本駅から西へ歩いて1分足らずのところ。ノスタルジックな一軒家が、神戸を代表するベーカリー「フロイン堂」です。

パン屋激戦区と呼ばれる街で、流行にながされることなく、手ごね、レンガ窯での焼成など、独自のパン製法を貫き、圧倒的な人気を誇っています。
戦争も震災も潜りぬけてきたドイツスタイルのレンガ窯で焼く食パンを目指して、遠くからもお客様が足を運ぶ名店の、もう一つの人気商品がドーナツです。
朝11時までに出来上がる「あんドーナツ」は、食パン生地に粒あんを包み、しらしめ油で揚げたあと、粗熱が取れたらシナモンシュガーをまぶして完成。

生地をしらしめ油で揚げていきます
パン生地の引きのある食感と、ややしっとりしていてほっくりやさしい甘みの粒あんの相性が抜群です。

「あんドーナツ」※価格は取材時より変更になっている可能性があります
あんドーナツが揚がったあと、続いて揚げるのが「ぶどうドーナツ」。

「ぶどうドーナツ」※価格は取材時より変更になっている可能性があります
こちらは、午後2時半に焼き上がるぶどうパンと同じ生地をリング状に成形して揚げたもの。ふんわり生地に、サルタナレーズンの食感もアクセントです。
どちらも頬張った瞬間に、シナモンシュガーの香りがふわり。こっくり色のミルクティ、カフェラテと楽しむのも一案です。

「あんドーナツ」には粒あんがたっぷり
自家焙煎コーヒー店で頂くキュートなドーナツ「CHARMANT Cafe & Roastey 王子公園店」
三宮にもお店を構える自家焙煎コーヒー店。店の奥の焙煎室で自家焙煎するコーヒー豆は、浅煎り、中深煎りにローストした、フルーティーな香りとすっきりとした飲み口が特徴です。

店は阪急王子公園駅からすぐ、青谷川のほとりに
エチオピア、コスタリカなどのシングルオリジンやオリジナルブレンドなど7種のコーヒーには、デカフェもあってカフェインの苦手な方にも好評。そんなコーヒーと一緒に楽しみたいのが、ドーナツ。

落ち着いた雰囲気の店内の奥にドーナツ工房と焙煎室があります
ドーナツは、焙煎室の隣に併設された「ネイチャードーナツ店 フロレスタ」の工房で毎日作られます。
小麦麦芽のたくさん入った全粒粉、アミノ酸をバランスよく含んだ豆乳、三温糖、国産バターにアルミニウムフリーのベーキングパウダーなど、体にやさしいこだわり素材を使ったドーナツは、小さなお子さんやご年配のお客様まで幅広い客層に大人気。


ドーナツは菜種油で揚げています

スタッフが一つずつ丁寧に手描きで作っています
カラフルなチョコレートでデザインされたブタやネコなど愛らしいドーナツは、食べるのがもったいないくらいのかわいらしさです。

CHARMANT Cafe & Roastey 王子公園店
住所 | 神戸市灘区王子町1丁1-19 |
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TEL | ︎078-801-3888 |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/cc_ojikoen/ |
豆乳とおからの優しい味わい「はらドーナッツ 神戸本店」
「お母さんが3時のおやつに作ってくれるようなドーナツ、あったらいいな」、そんな思いからスタートした「はらドーナッツ」。
こちらは、豆乳とおからを生地にブレンドして菜種油でカラリと揚げたヘルシーなドーナツが人気のお店です。使用する豆乳とおからは、お店のすぐ近く、マルシン市場内にある「原とうふ店」。

店は湊川商店街の近く

「原とうふ店」の紹介が壁に
1968年創業、半世紀続く老舗の豆腐に使う大豆は、煮豆に最適である最高品種の北海道産鶴の子大豆を採用。
この鶴の子大豆と高知県室戸の海洋深層水と赤穂産天然にがりを使って、昔ながらの製法で手作りする豆腐は大豆そのものの甘味が極上。

そんな「原とうふ」のこっくり濃厚な豆乳とおからで作られたドーナツは、プレーンをはじめ、ホワイトチョコ、きなこ、チョコ、特別栽培シナモン、サトウキビなど、定番&季節のフレーバーがショーケースに、「手土産や差し入れに」とまとめ買いする男性客の姿も多く見られます。

こだわりの大豆の甘みがやさしくふわり。ほっこりとする味わいに癒されます。