fbpx

2023.06.07

食べ歩きが楽しい!「水道筋商店街」のつまみ食いツアーをレポート

食べ歩きが楽しい!「水道筋商店街」のつまみ食いツアーをレポート

有名な観光地ではなく、ローカルな雰囲気の中で暮らすように旅したいという方に、ぴったりの場所があります。

それが、灘区にある「水道筋商店街」。7つの商店街と3つの市場が集まる賑やかな場所で、食べ歩きを楽しむのにもってこい!

そこで今回は、水道筋商店街で月1回開催されている「つまみ食いツアー」に参加し、その様子をレポートでお届けします。

「水道筋商店街」ってどんなところ?

suido-suji

「水道筋商店街」があるのは、神戸市灘区。1931(昭和6)年に誕生した商業区域で、アーケードの長さは450mと神戸でも有数の長さです。

最寄駅は阪急「王子公園駅」。「神戸市立王子動物園」からも徒歩数分のところにあります。

実は「水道筋商店街」という名前の商店街があるわけではなく、以下の7つの商店街と3つの市場が集まった一帯のことを「水道筋商店街」と呼んでいます。

・ エルナード水道筋商店街
・ 王子公園駅前商店会
・ 水道筋ひだまり商店街
・ 水道筋6丁目商店街
・ 灘センター商店街
・ 灘中央市場
・ 灘中央筋商店街
・ 畑原東市場・東畑原市場
・ 畑原東商店街
・ 水道筋1丁目商店街

「水道」という名前がついているのは、大正時代に西宮から神戸に水道管が通され、その上に道ができたことが由来。

野菜や魚、お肉といった食材から日用品まで、さまざまな業種のお店が並んでいます。

suido-suji

お店をハシゴして晩ごはんの食材を探すのも楽しい

suido-suji

また、商店街はレトロな雰囲気で、若い世代には新鮮に感じられるスポットかもしれません。

「戦争と平和」と呼ばれているこちらの乗り物は、今でもお金を入れると動くのだとか。

そんなどこか懐かしさが感じられる水道筋商店街は、ブラブラと散策するのがとても楽しい場所。食べ歩きにもおすすめです。

ガイドの案内付き!「つまみ食いツアー」に参加

suido-suji

さて、今回はそんな水道筋商店街で行われている「つまみ食いツアー」に参加してみました。

案内役を務めるのは、NPOわくわく西灘の岩田さんと、エルナード水道筋商店街でオーダースーツの「ゑみや洋服店」を営んでいる店主の江見さん。

ガイドの案内を聞きながら、商店街にあるお店を巡るツアーで、つまみ食いができるという特典つきです。

「街に遊びに来た友だちを案内する」というガイドのコンセプトにもあるように、ざっくばらんな雰囲気で 商店街歩きを楽しめます。

suido-suji

まず向かったのは、エルナード水道筋商店街にある「藤本食品」。豆腐や厚揚げ、うすあげなどを販売している豆腐屋さんです。

商品やこだわりについてのお話を聞きながら、こちらでウェルカムドリンクの豆乳をいただきました。

suido-suji

とっても濃厚な味わいで、ぐいぐいと飲めてしまうおいしさ!

suido-suji

続いては水道筋6丁目商店街にあるお店へ。

「家庭の味」をモットーに、お弁当や惣菜を販売している「お惣菜いちよう」では、和風ハンバーグを含めた惣菜の詰め合わせをいただきました。

オープンして14年経ったいまも、シャケの味噌漬けが入った「いちよう弁当」が一番人気とのこと。お弁当には抗菌作用がある竹皮を使用しており、「王子動物園に行く前に立ち寄ってくださる方も多いですね」という店主のお話も。

suido-suji

小分けになった惣菜の販売もあります。自家製キムチが絶品でイチオシ!

suido-suji

「いちよう」で晩ごはん用に惣菜も買ったところで、次は沖縄 物産「結まーる 水道筋店」でサーターアンダギーやカヌレなどのスイーツをいただきました。

suido-suji

サクサク食感で、ほどよい甘さのサーターアンダギーに、ツアー参加者の皆さんも「おいしい」を連発。昼すぎには完売してしまうほどの人気なので、お求めの方はお早めに。

なお、こちらのお店は1年限定のポップアップショップで、2023年の7月までの出店です。阪急「六甲駅」から徒歩15分ほどの系列店「沖縄・洋風居酒屋結まーる」では、沖縄&洋風のランチやディナーがいただけるので、ぜひ。

suido-suji

続く4軒目の「キムラ商店」では、看板商品の「炭焼ヤキブタ」をいただきました。土佐の備長炭を使ってじっくり焼き上げたという焼き豚で、とってもジューシー!

suido-suji

そのままでも十分おいしいですが、「白髪ネギとあえたり、チャーハンに入れて食べるのもおいしいですよ」と、おすすめの食べ方を教えてもらえるのもツアーの醍醐味。

お店の方とのやりとりを楽しみながら、買い物ができるのも魅力です。

suido-suji

5軒目の「漬物茶屋たけちょう」は、無添加のみそや漬物などの発酵食品を販売しているお店。

ランチには、「一汁一菜」を基本とした炊き立てご飯と、具だくさん味噌汁、漬物がセットになったメニューを提供しています。

suido-suji

こちらでは、兵庫県但馬産のコシヒカリを使用した塩おにぎりと、赤かぶの漬物をいただきました。「シンプルにおいしい!」が実感できるセットに大満足。

suido-suji

そして、最後に立ち寄ったのが「えび芳大谷商店」。

suido-suji

こちらでいただいたのが「ホタルイカの酢みそあえ」。プリッとした食感で、お酒のおつまみにもピッタリ!お刺身も販売されているので、晩酌のお供を探しているなら、ぜひ立ち寄ってみてください。

以上、6店舗を巡ったあとは、灘中央市場の「防災空地」にあるフリースペースで提供していただいた料理をみんなで食べて解散。

ツアーのあとは自由行動なので、気になるお店をじっくり見て回ってみましょう。

Information水道筋商店街
アクセス 阪急王子公園駅から東へ徒歩3分、JR灘駅から北東へ徒歩10分、阪神大石駅から北西へ徒歩10分
ホームページ https://www.suido-suji.com/

水道筋商店街つまみ食いツアーの魅力

suido-suji

実際にツアーに参加してみて感じた魅力の1つ目は、商店街を知り尽くしたガイドによる案内がある点。

ガイド役のお二人は話し上手で説明も分かりやすく、商店街の歴史や豆知識も交えながらガイドしてくださるので、初めての方は「へぇ〜!」となる情報がたくさん聞けると思います。

suido-suji

ちなみに江見さんのお店は大正11年に創業した老舗店

suido-suji

2つ目は「つまみ食いツアー」とあるように、さまざまな店舗を巡ってつまみ食いが楽しめる点です。水道筋商店街には現在500店舗あまりのお店が並び、食べ歩きが楽しい場所でもあります。

案内してもらった店舗では、店主の方のお話を直接伺うこともできるので、普段は聞けないような裏話が聞けることも。ツアー向けにサービスしてくれるお店もあって、商店街の人たちの温かさも感じられました。

suido-suji

3つ目は、人と人との交流が楽しめる点。お店の人とのコミュニケーションを楽しめるのはもちろん、ガイドやツアー参加者同士で会話しながら商店街を巡るのは、対面ツアーならではの魅力です。


なお、つまみ食いツアーは月1回の開催。ツアー最低催行人数5名で、最大10名まで。申し込みは先着順なので、興味がある方は水道筋商店街のInstagramをチェックしてみてくださいね。

InformationNPOわくわく西灘
ツアー申込サイト https://peatix.com/group/11703099/view
Instagram https://www.instagram.com/suidou_suji/ (水道筋商店街)
【取材・文】中田優里奈

神戸在住のライター。関西の観光、グルメを中心に企画・取材・執筆・撮影を担当。書籍『るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 京阪神版』では神戸市内13ヶ所の公園を取材。地元の魅力を発信したいという思いのもと、日頃から神戸の街歩きをしてネタ探しをしています。

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • LINE

OTHER COLUMNS

TOP