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神戸といえば、モダンな西洋建築が立ち並ぶ外国人居留地が印象的です。 エリア内には領事館、教会、住宅はもちろん、銀行やホテル、クラブなど200棟以上の建物が建てられたといわれています。 西洋文化の影響は建築だけに留まらず、神戸スイーツにも深くかかわりがあります。 元々は居住する外国人や船乗りのために作られ始めた神戸の洋菓子は、現在に至るまで独自の発展を遂げてきました。

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神戸の洋菓子店は、明治30年(1897年)に元町で開業した神戸凮月堂に始まります。 その後激動の大正期に神戸に住みついた外国人たちが、それぞれ本場の洋菓子作りを神戸に持ち込み、フロインドリーブやモロゾフ、ユーハイムなど神戸を代表する洋菓子店が誕生しました。 自国の味や技術を広めようとした外国人、そして洋菓子づくりに魅了された日本人たちによって、神戸は全国的にも有名なスイーツの街として知られるようになったのです。



『メレンゲの魔術師』
林周平シェフ
『ミルキッシュジャムの産みの親』
田中哲人シェフ
『スイーツのコースを味わえる』
山口祐シェフ
『メレンゲの魔術師』 林周平シェフ
【パティスリー モンプリュ】
住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3丁目1-17 TEL:078-321-1048 URL:https://montplus.com/kttn/

『ミルキッシュジャムの産みの親』 田中哲人シェフ
【パティスリーアキト】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通3丁目17-6 TEL:078-332-3620 URL:https://www.kobe-akito.com/

『スイーツのコースを味わえる』 山口祐シェフ
【パティスリー&デセール フレサントゥール】
住所:兵庫県神戸市東灘区田中町2丁目2-14 TEL:078-330-3467 URL:https://www.instagram.com/frais_senteur/







春のスイーツといえば、イチゴや桜を取り入れたスイーツが人気。
旬のいちごをふんだんに使った「ストロベリータルト」や、フランス菓子をベースにしたモンブランに日本の桜を取り入れアレンジした「桜モンブラン」など春らしいスイーツをよく見かけます。
特に、甘味が強く形が崩れにくい「やよいひめ」や、酸味が控えめでまろやかな甘みを楽しめる「章姫」など、神戸では北区や西区を中心にさまざまな品種のイチゴが栽培されています。
神戸各地にある桜の名所を訪れたり、神戸市北区淡河町で栽培される神戸チューリップなど春の花を愛でながら春スイーツを堪能してみては。




暑い夏に食べたくなるのは、ジェラートやかき氷といったひんやりスイーツ。
瑞々しい桃やブドウなど旬のフルーツを使ったスイーツは、さっぱりとしていて夏でも食べやすく、疲れたときの糖分補給にもぴったりです。
また、国際色豊かな神戸の街には、香港や台湾といった異国のスイーツが楽しめるのも見どころのひとつ。「マンゴープリン」や「豆花(トウファ)」などのどごしのよいスイーツもおすすめです。
また、7月頃になると赤や黄、ピンクのダリアが出荷され始める時期。神戸市では1973年頃から北区八多町でダリアの本格的な栽培がスタートしました。色鮮やかなダリアを花瓶に活け、食卓を華やかに飾ってみるのもよさそうです。




木々が赤やオレンジ、黄に染まり、紅葉が見ごろを迎える秋は、栗やサツマイモを使ったスイーツがあちこちで見られるようになる季節です。
ひとくちに「栗のモンブラン」といっても、お店によっても形や味が異なるので、いろいろなお店で買ったモンブランを食べ比べしてみるのも楽しいかも。
神戸産の梨やイチジク、柿といった秋のフルーツを使ったタルトなど、タルト菓子も見逃せません。
秋の花でおすすめしたいのが、神戸市内で栽培されるキクやコスモス。キクは特に「二輪菊」と呼ばれる二輪の花を咲かせる独特の栽培方法が特徴。神戸総合運動公園の「コスモスの丘」では、10月初旬から中旬にかけてたくさんのコスモスが見頃を迎えます。




寒い冬にはフランスの伝統菓子「オペラ」、オーストリア発祥の「ザッハトルテ」など、チョコレート系の濃厚なスイーツが人気。
旬のりんごを使ったフランス由来のアップルパイ「タルトタタン」も、温かいコーヒーや紅茶のお供にぴったりなのでぜひ。
また、クリスマスが近づく頃には、ドイツ発祥の定番クリスマススイーツ「シュトーレン」が神戸の街のあちこちで見られるように。人気店舗の品を早くから予約して楽しみにしている神戸っ子もいます。
冬から春にかけては、西区伊川谷で栽培されるストックという花が楽しめる時期。甘い香りの花なので、切り花にもおすすめです。






神戸・北野異人館街の玄関口、北野坂の中腹に位置する「神戸北野ノスタ」は、1931年に建てられた「北野小学校」のレトロでモダンな校舎を活用した“食”の複合施設です。「上質な神戸のライフスタイルを発信する拠点として、来街者や地域住民に親しまれ賑わう施設」をコンセプトに、オープンテラス併設カフェやスイーツショップ、神戸牛レストランなど神戸の食材を使ったグルメを存分に楽しめます。

どこか懐かしさを感じさせる空間は、写真映えスポットとしても人気。ゆったりとした時間が流れる中で、神戸らしい異国情緒を五感で楽しむことができます。 北野の街歩きのスタート地点や休憩スポットとして最適で、周辺には風見鶏の館やうろこの家といった有名観光地も徒歩圏内。 神戸観光の思い出作りに、ぜひ立ち寄ってみてください。
URL:https://kobekitano-nosta.jp/
住所:神⼾市中央区中⼭⼿通3丁⽬17-1
TEL:078-891-6442
営業時間・定休日:店舗によって異なるため
アクセス:各線「三宮」駅・各線「元町」駅より徒歩12分/シティループ 地下鉄三宮駅前から約8分「神戸北野ノスタ」にて下車






