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旅してでも食べたい!神戸スイーツ

history神戸スイーツの歴史

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神戸といえば、モダンな西洋建築が立ち並ぶ外国人居留地が印象的です。 エリア内には領事館、教会、住宅はもちろん、銀行やホテル、クラブなど200棟以上の建物が建てられたといわれています。 西洋文化の影響は建築だけに留まらず、神戸スイーツにも深くかかわりがあります。 元々は居住する外国人や船乗りのために作られ始めた神戸の洋菓子は、現在に至るまで独自の発展を遂げてきました。

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神戸の洋菓子店は、明治30年(1897年)に元町で開業した神戸凮月堂に始まります。 その後激動の大正期に神戸に住みついた外国人たちが、それぞれ本場の洋菓子作りを神戸に持ち込み、フロインドリーブやモロゾフ、ユーハイムなど神戸を代表する洋菓子店が誕生しました。 自国の味や技術を広めようとした外国人、そして洋菓子づくりに魅了された日本人たちによって、神戸は全国的にも有名なスイーツの街として知られるようになったのです。

interviews注目!神戸のシェフたち

  • メレンゲの魔術師 林周平シェフ

    『メレンゲの魔術師』

    林周平シェフ
  • ミルキッシュジャムの産みの親 田中哲人シェフ

    『ミルキッシュジャムの産みの親』

    田中哲人シェフ
  • スイーツのコースを味わえる 山口祐シェフ

    『スイーツのコースを味わえる』

    山口祐シェフ
  • メレンゲのお菓子

    『メレンゲの魔術師』 林周平シェフ

    【パティスリー モンプリュ】

    住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3丁目1-17 TEL:078-321-1048 URL:https://montplus.com/kttn/

    「パティスリー モンプリュ」オーナーシェフ。国内のホテル勤務後、渡仏。フランスの「ニッコー・ド・パリ」や「ジャン・ミエ」で修業を行い、帰国後ホテル・パティスリー製菓長に就任。「神戸市優秀技能者」の称号をはじめ、多数の受賞歴を持つ。国内外で培った経験を活かし、2005年にオープンした「パティスリー モンプリュ」では、独自の技術と感性を融合させたフランス菓子が人気。「オリジンコウベ」の一員として、国内外への神戸スイーツの発信にも尽力している。
    スイーツづくりのこだわりを教えてください
    伝統的なフランス菓子を作っている点がこだわりです。フランス時代に師匠である「ジャン・ミエ」のドゥニ・リュッフェルさんが作るフランス菓子は、工程が多く配合も細かいものばかりでした。そういった伝統的なフランス菓子を作る人が少なくなっていること、また彼の技術を受け継いでいくことが自分の使命だという気持ちもあり、今も当時学んだ菓子作りのエッセンスを大切にしています。
    お店のスイーツの特徴は?
    「モンプリュ」のお菓子は、作る工程でメレンゲがたくさん入っているのが特徴の一つ。こんなにメレンゲを使うお菓子は珍しいと自分でも思いますが、それもすべて「ジャン・ミエ」時代、ドゥ二さんがそういったお菓子を作っていたから、というところに起因しています。イベントなどではお題があるので斬新さを意識したスイーツを作ることもありますが、根本的に自分の核にあるものは、「伝統的なフランス菓子を作る」というブレない信念。店頭には平日は28種類~30種類、土日は30~35種類くらいのスイーツが並びますが、それぞれスポンジが異なるなど構成するパーツの多さは、同業者からもよく驚かれます。
    神戸の街の好きなところを教えてください
    海が見えるところは、やはり神戸の魅力だと思います。私自身、高松の海の近くに住んでいたこともあり、もともと海が好きでした。神戸在住歴は通算30年ほどになりますが、身近に海が見える環境はこの街のよさの一つですよね。また、私は神戸を都会だとは思っておらず、人の多さもほどよく、暮らしやすい街だと感じています。2025年はお店がオープンして20周年の記念の年。これからも神戸の街からフランス菓子の魅力を発信し続けたいと思います。
  • ミルキッシュジャム

    『ミルキッシュジャムの産みの親』 田中哲人シェフ

    【パティスリーアキト】

    住所:兵庫県神戸市中央区元町通3丁目17-6 TEL:078-332-3620 URL:https://www.kobe-akito.com/

    「patisserieAKITO」オーナーシェフ。兵庫県洋菓子協会副会長。ポートピアホテルやホテル阪急インターナショナルなどでの勤務経験を経て、1999年「ホテルピエナ神戸」内のパティスリー「菓子sパトリー」に勤務。2003年シェフパティシエに就任後、牛乳を使ったミルキッシュジャムを考案し、当時では知る人の少なかった「牛乳を使ったジャム」を一躍メジャーなジャムに。2014年4月「patisserieAKITO」をオープンした。
    スイーツづくりのこだわりを教えてください
    長くパティシエとして働いていますが、いまでも「手を抜かず丁寧に作る」という基本を大切にしています。自分の中では100個作った中の一つでも、お客様にとってはその一つがpatisserieAKITOの味になる。。毎日同じものを楽しんでくださるお客様がいることを念頭に置き、いつ食べても変わらぬ美味しさを感じていただけるように心がけています。また、以前は素材を複雑に組み合わせをすることによって深みのある味を追求していましたが、いまは「引き算」のスイーツ作りで、素材の良さを最大限に引き出すシンプルなアプローチを重視しています。
    シェフから見た神戸の魅力は?
    仕事でメリケンパークを訪れることが多いのですが、あの辺りの海沿いの景色を見ると、つい足を止めて海を眺め、改めて神戸は海の街だなとしみじみ感じます。時間の流れもどこかゆっくりで、ほっと息をつける。せかせかした感じがないのは、神戸の街の魅力だと思います。
    今後の展望、メッセージ
    お店の看板商品であるミルクジャムや、ミルクジャムを使ったスイーツの普及にこれからも力を注いでいきたいと思っています。また、神戸から芦屋間でパティスリーを経営する有志のオーナーシェフ8人が集まった「オリジンコウベ」は、2025年で10周年。今後も「スイーツの街・神戸」の魅力を発信していくのはもちろん、10周年の記念イベントも開催できたらと考えています。
  • スイーツ

    『スイーツのコースを味わえる』 山口祐シェフ

    【パティスリー&デセール フレサントゥール】

    住所:兵庫県神戸市東灘区田中町2丁目2-14 TEL:078-330-3467 URL:https://www.instagram.com/frais_senteur/

    「パティスリー&デセール フレサントゥール」オーナーシェフ。「セルリアンタワー東急ホテル」のレストランシェフパティシエ、「大阪マリオット都ホテル」ペストリーシェフなどで豊富な経験を積んできた。数々の受賞歴を誇り、「内海会味覚コンクール」では最優秀賞を受賞。2024年にオープンした「パティスリー&デセール フレサントゥール」は、生菓子や焼き菓子の店頭販売のほか、スイーツのコース料理を楽しめるサロンが併設されており、予約困難な人気店として話題を集めている。
    お店に込めた思いをお聞かせください。
    これまでホテルレストランで約15年間、デザートやアフタヌーンティーなどさまざまな仕事に携わる中で、自分を表現できる場所をもてたらと、念願だった自分の店を2024年にオープンしました。ここでしか味わえない特別な体験をと、できたてのデザートをお楽しみいただけるサロンを併設しているのもこだわりの一つ。あえてフラットな造りのカウンターにし、どの角度からでもお客様にスイーツを作る様子を見てもらえるようにしました。土日限定の「アシェットデセール」は味や素材の役割を説明しながらスイーツをコース仕立てで提供していますが、お客様の反応を目の前で見ることができるのは私自身もとても嬉しいです。
    できたてのデザートが味わえるお店にした理由は?
    ケーキは持ち帰り用なので、「ムースは硬めに」「複雑なデザインは避ける」など表現の幅が制限されてしまいます。一方で、サロンでは私が仕上げてすぐのデザートをお客様にお届けできるため、さまざまなアイデアを表現できるところが醍醐味。いろいろな角度からお客様にスイーツの魅力をお伝えできるよう、これからも研鑽を続けたいと思います。
    神戸の魅力と、神戸旅のおすすめの楽しみ方は?
    神戸は海と山が近く、自然を身近に感じられる場所が多いのが魅力ですね。子連れファミリーが遊びに行くスポットも豊富で、休日には家族で川遊びや山登りをしたり、「神戸どうぶつ王国」や「王子動物園」などにでかけたりします。フレサントゥールがある岡本エリアは、パティスリーやベーカリーが周辺に点在しているのも特徴。スイーツやパンを目当てに、いくつかのお店をハシゴして散策を楽しむのもおすすめです。

features多国籍な神戸スイーツを楽しもう

  • フランス国旗
  • イギリス国旗
  • ドイツ国旗
  • 中国国旗
  • アメリカ国旗
  • イタリア国旗
  • インド国旗
  • ガレット・デ・ロワ

    ガレット・デ・ロワ

    ガレット・デ・ロワはキリスト教の祭日、1月6日の「公現祭」をお祝いして食べられるフランスのお菓子です。 アーモンドクリームを使って作られるシンプルなお菓子ですが、職人の技術がはっきりと出ることから、フランスでは検定試験の課題にもなっています。 神戸では1月に「神戸ガレット・デ・ロワ」が開催され、販売やコンテストが行われ好評を博しています。
  • アフタヌーンティー

    アフタヌーンティー

    神戸北野異人館街にはイギリス人技師が設計した英国館が建築当時そのままに保存されており、おしゃれな建物が立ち並ぶ旧居留地も実はイギリス人によって設計されています。 神戸に深いゆかりのあるイギリス。スタイリッシュな神戸の街並みの中で、見た目にも華々しいアフタヌーンティーで優雅な午後のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
  • シュトレン

    シュトレン

    ドイツの伝統的なクリスマス菓子、シュトレン。 神戸のベーカリーではクリスマスシーズンになるとシュトレンが並ぶ光景が定番となっています。またクリスマス前には街ぐるみでシュトレン文化を広めようと、30近くのベーカリーがシュトレンを販売しています。 個性豊かなシュトレンの数々に目移りしてしまうこと間違いなしです。
  • 月餅/豆花

    月餅/豆花

    元々中秋の名月のころに食べられていた月餅と、豆乳からできている口当たりの良いスイーツ豆花(トウファ)。 神戸・元町には「南京町」として知られる中華街があり、南京町ではどちらも一年中楽しむことができます。 異国情緒溢れる雰囲気に包まれながら食べ歩きを楽しめば、旅行をしているような気分を味わえますよ!
  • USAドーナツ

    USAドーナツ

    アメリカンなスイーツを楽しみたいなら、人気のドーナツ専門店「THE CITY DONUTS AND COFFEE」に足を運んでみてはいかがでしょう。シンプルなものはもちろん、カラフルなトッピングのドーナツまで商品の種類も豊富にラインナップ。お土産にもおすすめです。
  • ジェラート

    ジェラート

    暑い季節にはイタリア・フィレンツェ発祥のジェラートを片手に、街中散策を楽しむのもよさそう。神戸市内には専門店も多く、個性豊かなジェラートを味わうのも◎。有馬温泉街にあるジェラートの日本大会で優勝経験をもつ「アリマジェラテリアスタジオーネ」は連日人気のお店です。
  • インド

    チャイ・ドライフルーツ

    観光でも訪れやすい北野や元町にはインドやアジア各国のスパイスを取り扱うグロサリーがあり、インドの食材や調味料などが多数取り揃えられています。チャイやドライフルーツ、スイーツ、インドのスナック菓子など本場の味をお買い求めの方はぜひお店をのぞいてみてください。

神戸の花と果物と季節のスイーツ

spring

神戸の春のスイーツ春のスイーツといえば、イチゴや桜を取り入れたスイーツが人気。 旬のいちごをふんだんに使った「ストロベリータルト」や、フランス菓子をベースにしたモンブランに日本の桜を取り入れアレンジした「桜モンブラン」など春らしいスイーツをよく見かけます。 特に、甘味が強く形が崩れにくい「やよいひめ」や、酸味が控えめでまろやかな甘みを楽しめる「章姫」など、神戸では北区や西区を中心にさまざまな品種のイチゴが栽培されています。 神戸各地にある桜の名所を訪れたり、神戸市北区淡河町で栽培される神戸チューリップなど春の花を愛でながら春スイーツを堪能してみては。
神戸の春の花と果物
神戸の春の花と果物
神戸の春の花と果物
神戸の春の花と果物

summer

神戸の夏のスイーツ暑い夏に食べたくなるのは、ジェラートやかき氷といったひんやりスイーツ。 瑞々しい桃やブドウなど旬のフルーツを使ったスイーツは、さっぱりとしていて夏でも食べやすく、疲れたときの糖分補給にもぴったりです。 また、国際色豊かな神戸の街には、香港や台湾といった異国のスイーツが楽しめるのも見どころのひとつ。「マンゴープリン」や「豆花(トウファ)」などのどごしのよいスイーツもおすすめです。 また、7月頃になると赤や黄、ピンクのダリアが出荷され始める時期。神戸市では1973年頃から北区八多町でダリアの本格的な栽培がスタートしました。色鮮やかなダリアを花瓶に活け、食卓を華やかに飾ってみるのもよさそうです。
神戸の夏の花と果物
神戸の夏の花と果物
神戸の夏の花と果物
神戸の夏の花と果物

autumn

神戸の秋のスイーツ木々が赤やオレンジ、黄に染まり、紅葉が見ごろを迎える秋は、栗やサツマイモを使ったスイーツがあちこちで見られるようになる季節です。 ひとくちに「栗のモンブラン」といっても、お店によっても形や味が異なるので、いろいろなお店で買ったモンブランを食べ比べしてみるのも楽しいかも。 神戸産の梨やイチジク、柿といった秋のフルーツを使ったタルトなど、タルト菓子も見逃せません。 秋の花でおすすめしたいのが、神戸市内で栽培されるキクやコスモス。キクは特に「二輪菊」と呼ばれる二輪の花を咲かせる独特の栽培方法が特徴。神戸総合運動公園の「コスモスの丘」では、10月初旬から中旬にかけてたくさんのコスモスが見頃を迎えます。
神戸の秋の花と果物
神戸の秋の花と果物
神戸の秋の花と果物
神戸の秋の花と果物

winter

神戸の冬のスイーツ寒い冬にはフランスの伝統菓子「オペラ」、オーストリア発祥の「ザッハトルテ」など、チョコレート系の濃厚なスイーツが人気。 旬のりんごを使ったフランス由来のアップルパイ「タルトタタン」も、温かいコーヒーや紅茶のお供にぴったりなのでぜひ。 また、クリスマスが近づく頃には、ドイツ発祥の定番クリスマススイーツ「シュトーレン」が神戸の街のあちこちで見られるように。人気店舗の品を早くから予約して楽しみにしている神戸っ子もいます。 冬から春にかけては、西区伊川谷で栽培されるストックという花が楽しめる時期。甘い香りの花なので、切り花にもおすすめです。
神戸の冬の花と果物
神戸の冬の花と果物
神戸の冬の花と果物
神戸の冬の花と果物

spot

神戸北野ノスタ

神戸北野ノスタ

神戸・北野異人館街の玄関口、北野坂の中腹に位置する「神戸北野ノスタ」は、1931年に建てられた「北野小学校」のレトロでモダンな校舎を活用した“食”の複合施設です。「上質な神戸のライフスタイルを発信する拠点として、来街者や地域住民に親しまれ賑わう施設」をコンセプトに、オープンテラス併設カフェやスイーツショップ、神戸牛レストランなど神戸の食材を使ったグルメを存分に楽しめます。

神戸北野ノスタ

どこか懐かしさを感じさせる空間は、写真映えスポットとしても人気。ゆったりとした時間が流れる中で、神戸らしい異国情緒を五感で楽しむことができます。 北野の街歩きのスタート地点や休憩スポットとして最適で、周辺には風見鶏の館やうろこの家といった有名観光地も徒歩圏内。 神戸観光の思い出作りに、ぜひ立ち寄ってみてください。

URL:https://kobekitano-nosta.jp/ 住所:神⼾市中央区中⼭⼿通3丁⽬17-1 TEL:078-891-6442 営業時間・定休日:店舗によって異なるため
アクセス:各線「三宮」駅・各線「元町」駅より徒歩12分/シティループ 地下鉄三宮駅前から約8分「神戸北野ノスタ」にて下車

  • 神戸北野ノスタ
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