神戸市から西宮市にかけての沿岸地域は灘五郷として全国に知られる古くからの酒どころ。
そのうち西郷・御影郷・魚崎郷が神戸市内に。酒造メーカーの工場や昔の酒づくりの道具や様子を展示する資料館などが立ち並び、旧き良き日本を感じさせる情緒があります。 それぞれの酒蔵でお気に入りの一本をさがしつつ、試飲コーナーをはしご。ほろ酔い気分で散策するのも大人旅の醍醐味です。
震災後に整備されたウォーターフロントHAT神戸には、世界的に名高い作家の企画展や魅力的な展示会など、多彩なジャンルの芸術を発信する兵庫県立美術館や、最新技術で震災の脅威と経験、防災を伝える阪神淡路大震災記念 人と防災未来センターなどがあります。
主な酒蔵 〉 主なミュージアム 〉国指定の重要有形民俗文化財「灘の酒造り用具」を展示する唯一の施設。丹波杜氏秘伝の「生もと造り」を今に伝えるお酒の博物館です。 季節のお酒などの無料試飲や高価格の商品を有料で試飲できます。じっくりお気に入りの逸品を吟味することができます。
大正時代に建造された木造の酒蔵を利用し、そのまま酒造資料館として公開。昔の酒造りの工程に従って蔵人が作業する姿を再現した人形や、実際に使われていた道具を忠実に展示しています。しぼりたて原酒を無料できき酒できるのも魅力のひとつです。
創業1751年。清酒「福寿」の蔵元・神戸酒心館では、手造りによる蔵出しのお酒を、きき酒のうえ購入できます。旬のお酒を愛でながら四季折々の花を楽しめる庭もあり、海外からのお客様にもおすすめです。(英語対応も可)
近代的な酒づくりの設備とその行程をガラス越しに見学できます。「もろみ仕込み」を見学できるのが大きな魅力。伝統の技に触れた後は、落ち着いた雰囲気の試飲コーナーで、清冽なしぼりたて生酒の試飲をどうぞ。直売コーナーでは、蔵元ならではお酒やオリジナル商品も販売しています。
昔の酒蔵をそのまま資料館とした建物と酒造りの道具類は、兵庫県の「重要有形民俗文化財」に指定。酒造りの道具や工程など、灘酒の歴史を現代に伝える資料を展示し、昔の酒造りを肌で感じることができます。
昔の酒造りの様子を収めた貴重な映像を放映しています。レストランやカフェも併設され、ショップ “櫻蔵” では、別棟の酒蔵(櫻喜蔵)の搾りたてのお酒を量り売り。お土産にぴったりの地元名産品や特産品も。
人が和み、憩い集まれる総合クリエイティブスペース。灘の酒・甲南漬に関わる資料の展示や、甲南漬本店などもあります。また、資料館の建物(旧 高嶋邸)は国登録有形文化財に指定されています。
阪神・淡路大震災の経験と教訓を後世に伝え、これからの備えを学ぶ防災学習施設です。特撮とCGを駆使して、震災発生の瞬間を再現。大型映像と音響で地震のすさまじさを体感することができます。
昭和45年に県政100周年記念事業として誕生した旧・兵庫県立近代美術館を活用し、「芸術の館」の分館としてオープンしました。都道府県立近代美術館としては全国で2番目に開館した美術館であり、建築家の村野藤吾の作品でもあります。
常設展示「みなと神戸の文学風景」で明治時代以降の神戸ゆかりの文学作品及び文学者の資料を時代ごとに展示している他、作家の足跡を紹介する「神戸文学地図」、神戸を舞台に活躍する作家の作品等約1000冊がご自由にご覧いただけます。
国宝2件、重要文化財22件を含む約1450点の作品を所蔵しています。本館では、中国古代青銅器、銀器、鏡や陶磁器など世界的な一級品を中心に展示。モダンな新館はオリエント絨毯が展示され、エキゾチックな雰囲気を楽しむことができます。
世良臣絵 が個人資産で設立した民間文化施設。「女性がほっとできる空間」をコンセプトにした館内に、世良臣絵の作品や彼女が師事した小磯良平の水彩作品などを常設展示しています。自然光があふれるレンタルスペースは、サロンコンサートやギャラリースペースとしても利用可能。
朝日新聞創設者 村山龍平(香雪)による、日本・東洋美術のコレクションを収蔵する私立美術館。重文19点・重美23点を筆頭に、絵画、書蹟、武具(刀剣・甲冑)、仏教美術、茶道具など幅広いジャンルの精髄を網羅。
ファッションを(衣食住遊)をテーマにした日本初の公立美術館として1997年にオープン。ロココから現代までの服飾史を彩る収蔵品からなる「コレクション展」と多彩なアートを紹介する「特別展」を随時開催しています。約40,000点の蔵書があるライブラリー(無料)もおすすめです。
神戸に生まれ、生涯を通して神戸を制作の拠点とした洋画家・小磯良平の作品を展示する美術館。油彩・素描・版画など約3,000点を入れ替え展示し、作品の解説を行うハイビジョンギャラリーも設置。また、美術館の中庭には小磯良平が40年間使ったアトリエを移築、復元しています。
神戸ゆかりの美術館では、現在活躍中の作家も含め、神戸で育まれたARTを広く紹介しています。企画展開催時には、毎月第1・第3土曜日学芸員による作品解説を交えた対話型のギャラリーツアーを開催。参加者が自由に意見を交換し、楽しみながら作品への理解を深めることができます。
手織り絨毯の専門店「絨毯ギャラリー」に併設されたミュージアム。日本で初めて、西はトルコ、イランから東は中国・日本まで、シルクロード絨毯の貴重なコレクションを集めています。遊牧民の生活や絨毯づくりの工程など、さまざまな関係資料も展示。
旧東灘区役所跡地に東灘図書館に併設してオープン。迫力ある西區の先代だんじりの展示をはじめ、各地区の法被やミニチュアだんじり、立体刺繍飾幕、江戸時代に作られた二丁鐘、改修前のだんじりの 破風 や、つくコマが展示されています。
灘浜サイエンススクエアは、遊びながら科学や技術の不思議が体感できる学習施設です。 製鉄・発電・エネルギー・環境をテーマにした館内約30点の展示には、解説や使い方の説明がほどんどないのが特徴。
カネテツデリカフーズ株式会社のちくわ・かまぼこ手作り体験施設。魚のすり身を使ってちくわ・かまぼこ等の練り製品を作る体験工房の他、キャラクター「てっちゃん」のグッズや、てっちゃん工房限定の揚げたての天ぷら等を販売する「ショップ」を併設した体験型施設です。
弓弦羽 神社は阪急御影駅より徒歩5分。“熊野大神”さまをお祀りしており、 八咫烏 が神様のお使いです。八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークとしても有名で、サッカー上達を祈願する子供達や、応援するチームの必勝を願う方々が多数ご参拝になられます。