昔から天然の良港として知られた兵庫津。 平清盛の時代には大輪田の泊として日宋貿易の拠点となり、近世になっても海運の要衝として繁栄し、その歴史ある界隈には清盛塚・琵琶塚や兵庫大佛 能福寺など史跡が点在しています。
ひと昔前、神戸の中心市街地として、映画館や劇場、飲食店などが立ち並び、多くの人々でにぎわった兵庫区・新開地は、旧き良き時代の香り漂う、神戸のもうひとつの姿。 昔から地元の人に愛され続ける料理店や趣ある喫茶店、希少な映像を上映する映画館など、気取らない散策が楽しめます。
主な観光スポット 〉 主な宿泊施設 〉兵庫県はじまりの地“兵庫津”にある、「ひょうごはじまり館」と「初代県庁館」の2館からなる施設です。兵庫津の歴史や兵庫県の成り立ち、県を構成する5つの地域「ひょうご五国」の魅力を多彩な映像や体験型のコンテンツなど様々な手法を使って展示しています。
境内には日本三大仏に数えられる「兵庫大佛」があります。戦時中の金属供出により台座だけが残され、現在見られるのは平成3年に再建されたものです。蓮台と台座を含めて、高さ18mもの巨大な坐像。兵庫七福神の一つとなります。
JR新長田駅南側に設置されている、直立時の設定が18mにも及ぶ「鉄人28号」の巨大モニュメント。新長田にゆかりの深い横山光輝さんの作品の魅力でまちを盛り上げようと、NPO法人「神戸鉄人プロジェクト」が、震災復興と地域活性化のシンボルとしての期待を託し、作られました。
故横山光輝さんの資料を一堂に集めたギャラリーです。代表作「三国志」のパネルや諸葛孔明の等身大のフィギュア、鉄人28号モニュメントの原型展示のほか、鉄人モニュメント制作風景を映像で楽しめるコーナー、孔明等身大像の設置などがあります。
神戸映画資料館では、映写機、ポスター、懐かしい雑誌、専門書などなど、映画に関するコレクションを見ることができます。また、併設のミニシアターではほぼ毎週末に上映会が開催され、懐かしい名画から最新のドキュメンタリーまで楽しめます。
古くから寄席のまちとして知られる兵庫区では、落語は欠かせない娯楽の一つです。その中心である神戸新開地・喜楽館では、昼(14時から16時半)は上方落語の定席、夜はこれに加えて東西落語、講談、浪曲などの演芸のほか音楽、ダンスなど、幅広く楽しむことができます。
商工業や産業の護り神として崇敬される御祭神「事代主大神」をお祀りし、地元の人々に「長田さん」の愛称で親しまれる長田神社。2001年で御鎮座1,800年を迎え、室町時代から続く古式「追儺式神事」(県指定無形文化遺産)、楠宮稲荷社裏の大楠の御神木、病気平癒や痔のご利益でも有名です。
「柳原のえべっさん」の愛称で古くから地元の人をはじめ、多くの人々に親しまれる蛭子神社。歴史と伝統ある兵庫の地に「えびすの杜」として鎮座しています。起源は元禄以前にも遡るとされ、商売繁盛や家内安全、学業成就など数多くの御利益があるとされています。
恋愛弁天として親しまれ、縁結びの神様として名高い大国主大神、市杵島比売命をお祀りしています。縁結び以外にも、厄除け、商売繁盛、合格祈願、病気平癒などご利益はさまざま。願い事を書いた手紙を本殿前の「愛のポスト」に納めると願いが叶うといわれており、全国各地から参拝者が訪れます。