神戸でのジャズの始まり
神戸は開港以来、西洋の文化や習慣を積極的に受け入れてきました。1910年初頭からダンスのBGMなどとしてジャズが日本で演奏されはじめたことを背景に、1923年4月に、バイオリン奏者の井田一郎が日本初のプロジャズバンド「ラフィング・スターズ」を神戸で結成し、オリエンタルホテルや東亜ホテルでジャズの演奏を披露しました。このことから、神戸は「日本のジャズ発祥の地」の一つといわれています。
日本で初めてプロバンドがジャズ演奏を行なった街、神戸。現在もジャズが盛んで、
多くの場所で演奏を楽しむことができます。
美しい夜景を満喫した後は、心地よいジャズのメロディーに耳を傾けてみるのはいかがでしょうか。
毎年10月に三宮・北野坂・トアロード周辺の複数の会場で行うジャズイベントです。入場券の代わりに、リストバンドをつけて、各会場を巡ることができます。
毎年、神戸新開地で行われる、女性ジャズシンガーのコンテストです。プロ・アマ・国籍は問いません。
毎年、神戸文化ホールで開催するジャズの祭典です。中学生・高校生のビッグバンドによる、熱い思いが詰まったステージが魅力です。
「大学生の手で、ジャズを、神戸を盛り上げる!」という理念のもと、毎年秋に、神戸ハーバーランドで行う野外イベントです。
神戸市内でジャズを楽しめるスポットは
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神戸は開港以来、西洋の文化や習慣を積極的に受け入れてきました。1910年初頭からダンスのBGMなどとしてジャズが日本で演奏されはじめたことを背景に、1923年4月に、バイオリン奏者の井田一郎が日本初のプロジャズバンド「ラフィング・スターズ」を神戸で結成し、オリエンタルホテルや東亜ホテルでジャズの演奏を披露しました。このことから、神戸は「日本のジャズ発祥の地」の一つといわれています。
第2次世界大戦が終盤に差しかかると、敵性音楽であるジャズは、聴くことも演奏をすることも禁じられました。しかし、戦後には一転して、異国情緒あふれる北野町の周辺に多くのジャズクラブが立ち並ぶようになります。現在も営業しているジャズ喫茶では最も歴史が古い「茶房JAVA」(1953年開業)やジャズライブハウス「ソネ」(1969年開業)は、この時代にはじまりました。
1980年代以降、神戸では、ジャズイベントを数多く実施するようになりました。1982年にはじまった「神戸ジャズストリート」や、2000年にはじまった「神戸新開地ジャズヴォーカルクィーンコンテスト」は、毎年開催されています。2023年には、日本初のプロジャズバンド「ラフィング・スターズ」によるジャズ演奏から100年を迎えました。
年 | できごと |
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1923年 | バイオリン奏者の井田一郎による日本初のプロジャズバンド「ラフィング・スターズ」が神戸で結成。 オリエンタルホテルや東亜ホテルなどで演奏。 |
1952年 | 新開地にあった聚楽館でルイ・アームストロングが演奏。 |
1953年 | 神戸で現存する最古のJAZZ喫茶「茶房JAVA」が開業。 |
1969年 | ジャズライブハウス「ソネ」が開業。 |
1971年 | 日本初の高校ジャズバンドが神戸村野工業高等学校(現在は彩星工科高等学校)で結成。 |
1980年 | ジャズ教育の専門校、甲陽音楽学院(現:神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校)が開校 バークリー音楽大学と提携合意(アジア初)、卒業生が「グラミー賞」受賞 |
1982年 | 第1回神戸ジャズストリート開催。 |
1994年 | 大阪で開催していた「ステューデント・ジャズ・フェスティバル」を「ジャパン・ステューデント・ジャズ・フェスティバル」と改称し、以降、神戸で開催。 |
2000年 | 第1回神戸新開地ジャズヴォーカルクイーンコンテスト開催。 |
2008年 | 第1回Swing JAZZ Cruise開催。 |
2014年 | 4月4日を「KOBE JAZZ DAY」として記念日協会に登録。 |
2016年 | 中・高生によるビッグバンド「神戸ユースジャズオーケストラ」結成。 |
2023年 | 日本で最初のプロバンドによるジャズ演奏から100年。 |