神戸を代表する観光地「北野異人館街」。
昔神戸にやってきた外国人が建てた邸宅は、
母国の建築様式が色濃く感じられる。
その歴史やコレクションにあわせて、
イタリアやフランスなど、国をテーマにしている館も。
各館どのように海外感があるかをご紹介。
「神戸で海外旅行」キャンペーン2022にあわせて、
北野異人館の各館で、それぞれにゆかりのある
国々の国旗をデコレーション中。
見かけたらぜひ写真に撮ってみて。
期間:2022年10月19日~12月25日
建築主は、1857年フランス生まれのJ.R.ドレウェル夫人。 フランス発祥のミルフィーユを、ハーブに溢れたお庭を眺めながら楽しめる。
たっぷりの苺とコアントローの香りが漂う上品なカスタードクリームを さくさくのパイ生地でサンドした苺のミルフィーユが人気。 シャンパンや紅茶とともに大人の贅沢なひと時を。
1915年に建てられたフランス生まれのJ.R.ドレウェル夫人の邸宅。 建築されたのはドレウェル夫人58歳のときで、1920年に亡くなるまでこの館で暮らされたそう。
館の愛称「ライン」はドイツのライン川が由来で、元住人のオーバーライン氏の故国ドイツにちなんだ名称。
2階のベランダから眺める異人館通りの風景は北野らしい眺望で写真撮影にオススメのスポット。
かつて外国人向けのアパルトマンだった洋館の1階は南仏プロヴァンスをイメージし、優美なインテリアが楽しめる。
2階は部屋ごとに印象が異なる個性的なギャラリーのよう。人気のインスタ映えスポット。
百余年前、フランス人のグラシアニ一家が、ふるさとのスタイルをそのままに建てたのがグラシアニ邸。
現在はフレンチレストランとして、新旧の街並み、異文化が融合する街神戸”北野”をイメージした料理を地元の食材を中心に提供。
フランスの息遣いが感じられる伝統的な建築物で絶品のフレンチを味わってみては。
ドイツ人貿易商の建てた館であり、設計もドイツ人。
特徴的なドイツの伝統様式のレンガの外観だけでなく、室内においても、 当時流行のアールヌーボー風の装飾や中世城郭風の食堂など、随所に見ごたえのある意匠が。
スタッフによる案内ツアーに参加すると意外な見どころも教えてくれる。(不定期開催、要事前申込)
神戸で最初に公開された異人館で、魚のうろこの形に似た天然石のスレートに包まれた外観が特徴。
最後の住人はドイツ人のE・ハリヤー氏で、1953年から1968年まで一家でうろこの家で暮らしていたそう。
1階には、ドイツの古窯「マイセン」等のアンティーク磁器など、西洋の名磁器コレクションが百花繚乱で、隣接する展望ギャラリー3階からは神戸のまちと海を一望できる。
イギリス人技師の設計によるコロニアル様式が美しい洋館で、1909年の建築当時のままに保存されている。館内の、ウィリアム・モリスのファブリック、 17世紀バロックから19世紀ビクトリア朝時代の格調高いアンティークの家具調度品は必見。
無料のホームズのコスチュームを身に着けて名探偵気分で館内を見学できる。本格的なイングリッシュガーデンも人気。
17~19世紀のイギリスアンティーク家具を使用している神戸最古の異人館。 カフェスペースではアフタヌーンティを開催。
昼間は暖かい雰囲気に包まれ、ゆったりとした時間を過ごせ、夜は隠れ家のような特別な空間を独り占めできる。 格子窓や漆喰の白壁、重厚感ある木の床など 築135年ならではの雰囲気の中、特別な時間を過ごしてみては。
開港以来、海外から多くの外国人たちが移り住み、自国の文化や習慣を大切にしながら国境を越えた華やかな社交が繰り広げられた神戸。
「北野外国人倶楽部」は、外国人の華やかな社交場をイメージした異人館。広い敷地に建てられた邸宅には主人用と使用人用に区別されたエリアがあり、その表裏が海外の映画やドラマの舞台を思わせる。
かつて住んでいたと伝わるアイルランド人の冒険家ベン・アリソン氏をイメージし、 貴重な剥製やユニークな蒐集品を展示している異人館。
巨大な白熊(ポーラーベア)や白オオカミ、アメリカバイソンなど現在では観ることも稀な迫力たっぷりの剥製をはじめ、世界中から集められた蝶々、館内に潜むUMA(未確認生物)などの展示が、好奇心を刺激する。
長い間オランダ総領事邸として使用されていた洋館。館内にはオランダのアンティーク家具が並ぶほか、腕利きのブレンダーが世界でたった1つのオリジナル香水の調香もしれくれる。
アイドルやアニメのキャラクターをイメージした調香をオーダーすることも可能で、推し活に人気なのだとか。
オーストリア大使館、西日本オーストリア通商代表部後援のテーマ館。オーストリアの18世紀代の文化と生活について、偉大な作曲家モーツアルトの生家を当時の生活形態のまま再現して紹介している。
ウィーン・ホテルオンエペリアル直送のチョコレートショップもおススメ。
デンマーク大使館、デンマーク通商事務所後援のテーマ館。館内に一歩足を踏み入れると、そこは北緯55度北欧の玄関口デンマークの真只中。
北欧バイキングや童謡作家アンデルセンなどの、デンマークの歴史や文化を紹介する展示がそろう。
アメリカ総領事の邸宅として建てられた築120年の洋館。部屋ごとに異なる暖炉のタイル、 幾何学模様の窓枠などの凝った意匠が随所にちりばめられ、国の重要文化財に指定されている。
神戸の街が一望できる2階のベランダは、絶好のフォトスポット。
一時期、中国領事館として使われていた異人館。その歴史から、館内のインテリアは明朝から清朝に至る中国の貴重な家具、調度品、美術品で統一されており、異人館街で唯一オリエンタルな雰囲気が漂う。
古美術から現代中国画壇の水墨画まで中国芸術文化の粋をお楽しんで。中庭に在るどちらも口を開いた阿形の一対の『狛犬』はパワースポット。
戦後パナマ領事館として使用され、領事であるカルロス氏の住居でもあった異人館。石垣の上にあり、青い空に映える白い壁に、緑の柱や桟が鮮やかで明るい雰囲気。
異人館では珍しい体験型アミューズメントスポットで、神戸オリジナルシリーズや名画の世界、アドベンチャーワールドなど面白い写真を撮りながら、大人からお子様までトリックアートの世界を楽しめる。