2021.03.24
- イベント
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」今年のみどころをレポート!

神戸が誇るアートフェスティバル、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」が開幕!
開放感あふれる六甲山の自然の中で、現代アートを楽しめるアートフェス「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2020」が9月12日(土)開幕しました。
11回目となる今年は、招待アーティストと公募によって選出された合計44組のアーティストが参加。
また今年度は、例年会場となっている六甲山上の各施設に加え、六甲山サイレンスリゾート、グランドホテル六甲スカイヴィラなどの新会場が追加。さらには六甲有馬ロープウェーでアクセスできる有馬温泉エリアにも作品が展示され、会場エリアが大幅に広くなりました。
スケールアップして、さらに楽しくなった今年の六甲ミーツ・アート。今年の会場の様子と見どころを、早速レポートしてお伝えします!

左から、後藤南奈さん、吉田三莉さん、畑岡有咲さん。
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2020」
会期 | 2020年9月12日(土)~11月23日(月・祝) ※休業日9月17日(木)、24日(木) ※六甲山サイレンスリゾートのみ右記日程休業 9月14日(月)、23日(水)、28日(月)、10月の毎週月曜 |
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開催時間 | 10:00~17:00 ※会場により営業時間が異なります。 ※17時以降も鑑賞できる作品があります。 |
会場 | 六甲山上の観光施設など12会場、サテライト会場:有馬温泉エリア、サテライト展示:JR 新神戸駅 |
料金 | 6つの有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」:大人 2500円 / 小人 1000円 ※大人(中学生以上)、小人(4歳から小学生) ※上記は当日パスポートの料金、税込表記 |

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2020」会場までのアクセス
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2020」の会場となるのは、六甲山上の複数の観光施設。
六甲山上へは「六甲ケーブル」でアクセスします。JR、阪急、阪神の最寄り駅から、神戸市バスで「六甲ケーブル下駅」へ移動し、ケーブルカーに乗り換えて「六甲山上駅」を目指します。

鑑賞パスポートと、六甲ケーブル往復と六甲山上バス乗り放題がセットになったお得なパスポートもWEB限定で購入可能。有馬温泉へは行かずに、同じ六甲ケーブル側へ戻ってくる場合にはこちらのセット券がオススメです。
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2020」会場について
会場となるのは六甲山上の観光施設など12会場で、下のマップのように点在しています。
六甲山上の各会場間の移動には、1時間に約3本のペースで運行している「六甲山上バス」を利用すればスムーズです。時間と体力に余裕のある方は、六甲山の開放的な眺望と爽やかな空気を感じて、ハイキングをしながら巡ってみるのも気持ちが良いですよ。
六甲ガーデンテラスを中心に、六甲オルゴールミュージアム、天覧台など各場所にレストランやカフェが存在するので、アート鑑賞や散策の合間で途中休憩をはさみながら、1日中山上で滞在することができます。

※六甲山上は市街地よりも5度ほど気温が低いので、時期や天候によっては羽織ものやジャケットを持参するのがおすすめです。また、山の天気は変わりやすいので雨具も必携!
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2020」に行ってみよう!
まずは、会場となる六甲山上に向かいます。今回は六甲山の南側からのアクセス。
「六甲ケーブル」に乗って六甲山麓駅から六甲山上駅へ向かいます。


鑑賞パスポートは、事前にWEB購入することはもちろん、六甲山上駅の構内のインフォメーションでも購入することができます。

チケットを購入したあとは、六甲山上を巡回する「六甲山上バス」に乗って会場を巡ります。まずは、新しく会場に加わった「六甲山サイレンスリゾート」へ。

「六甲山サイレンスリゾート」
「六甲山サイレンスリゾート」は1929年に開業し、2007年には「近代産業遺産」にも登録された旧六甲山ホテルを継承して、2019年7月にオープンした施設。

館内には4アーティストの作品が展示されています。木の温かみを感じさせつつも重厚感のある建築はアートギャラリーとして、展示されている作品の魅力をさらに引き立てます。


「六甲オルゴールミュージアム」
続いて、六甲オルゴールミュージアムへ移動。古今東西の貴重なオルゴールが展示されている館内と、中庭の池を囲むように作品が展示されています。




「六甲高山植物園」
次の会場である六甲高山植物園は、六甲オルゴールミュージアムと隣接しており、小径をつたって徒歩で移動が可能です。

六甲高山植物園はスイスの高山植物園をモチーフとした多種多様な植生が楽しめる植物園ですが、六甲ミーツ・アートの期間中は、そこに突如として現代アートが出現。

「風の教会」
再び六甲山上バスに乗って、風の教会へ向かいます。
風の教会は建築家の安藤忠雄氏設計で1986年に建てられたチャペル。普段は入ることができない貴重で素晴らしい建築ですが、六甲ミーツ・アートの期間中は入場が可能で、さらにその特殊な空間に合わせたアートが展示され、毎年必見のスポットです。

「グランドホテル六甲スカイヴィラ」
今年新たに会場に加わったグランドホテル六甲スカイヴィラ迎賓館へは、風の教会から徒歩で移動可能。

30名あまりのアーティストが集結し、建物の1~5階の空間を活用。ホテルの部屋ごとにアーティストが作品を展開し、廊下を歩いて、部屋をのぞいて、自分の感性にビビッとくるアーティストの部屋に踏み込むという楽しみ方が新鮮です。


「六甲山カンツリーハウス」
次は、六甲山カンツリーハウスへ移動。冬はスキー場、夏はアスレチックフィールドとして利用される広い芝生を活用した展示がされています。


「六甲ガーデンテラス・六甲枝垂れ」
いよいよメイン会場である六甲ガーデンテラスへ。
ここには今年のメインビジュアル作品が展示されているほか、カフェレストラン「グラニットカフェ」やイベントのオフィシャルアートショップ「ホルティ」などがあって、食事やショッピングを楽しむことができます。



六甲有馬ロープウェー「六甲山頂駅」
六甲ガーデンテラスで食事をすませ、徒歩で六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅へ。今年度より新たにミーツ・アートの会場となった、「有馬温泉」エリアへ向かうため、ロープウェーに乗って山を下ります。



「有馬温泉」エリア
ロープウェーの有馬温泉駅からマップを見ながら徒歩で有馬温泉街を目指します。アートを巡るというのが目的ですが、温泉街の売店のスナックも気になってしまいます。




いかがでしたでしょうか?
有馬温泉も加わり、例年より一段とエリアが広くなった今年の「六甲ミーツ・アート」。
今回のように、有馬温泉側に抜けて、アートを見た後は、温泉に入って帰る、という素敵な楽しみ方もできるようになりました!
今年の会期は、2020年9月12日(土)~11月23日(月・祝)と、約3か月の長期間にわたって開催されます。秋のお出かけに、六甲山の開放的な自然環境の中での芸術散歩を、是非ご検討ください。