2024.12.27
- 観光
開運招福や厄除けを祈願!初詣は神戸三大神社へ出かけよう
今年1年をいい年にしたい!新年は、そんな想いで神社に足を運び、無病息災や厄除け祈願をお参りする方も多いのではないでしょうか。
神戸にある「生田神社」「長田神社」「湊川神社」は「神戸三大神社」と呼ばれ、お正月の三が日には多くの参拝客で賑わいます。
今回は、そんな「神戸三大神社」の歴史や魅力に迫り、2025年の干支・巳年にちなんだ大絵馬や、御守りなどの授与品についてもご紹介します。
縁結びの女神を祀る「生田神社」
神戸の都心部、三宮に鎮座する生田神社は、201年に創建された歴史ある神社です。
稚日女尊(わかひるめのみこと)という女神を御祭神として祀り、縁結びのご利益があることでも有名。毎年初詣には約100万人の参拝客が訪れます。
本殿には、2025年の干支である巳年の蛇を描いた幅約3m、高さ約2mの大きな絵馬が登場(初詣期間中は、生田神社会館前で展示)。
大きな口を開け、鋭い牙を見せる白蛇は、悪霊も逃げてしまうような迫力で、厄払いのご利益がありそうです。
1月1日からは、巳年にちなんだ絵馬や置物など、可愛らしい授与品もたくさん並びます。特に白蛇の周りに色とりどりの花が散りばめられた絵馬は、とても華やか。
新年の目標を書いて、神様の前で宣言し、すがすがしい気持ちでスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
生田神社といえば、デザインに凝った切り絵御朱印が人気です。毎月変わるデザインも魅力のひとつ。
1月限定の御朱印も要チェックです。
初詣の後は、生田ロード西側から神戸サウナ&スパがある生田新道沿いに広がる露店で、美味しい食べ物を堪能したり、お土産をゲットしたりするのもおすすめです。
三宮の街に繰り出して、ショッピングを楽しむのもいいですね。
住所 | 神戸市中央区下山手通1丁目2-1 |
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開閉門時間 | 2024年12月31日(火)閉門17:00
2025年1月1日(水)開門0:00 完全閉門22:00(最終参入21:20) 2025年1月2日(木)開門7:00 完全閉門21:00(最終参入20:20) 2025年1月3日(金)開門7:00 完全閉門20:00(最終参入19:20) ※期間中、境内の駐車場は利用できません。 ※出入口は終日完全分離制。入口は白木鳥居がある正面の第二鳥居、出口は西門駐車場ゲート。 |
公式HP | https://ikutajinja.or.jp/newyear/ |
名武将・楠木正成公を祀る「湊川神社」
1872年に明治天皇の勅命によって創建された湊川神社は、鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した武将、楠木正成公をお祀りしています。
JR神戸駅から歩いて約4分の場所にあり、初詣には毎年約85万人の参拝客が訪れる人気の神社です。
御祭神の楠木正成公は、南北朝時代に後醍醐天皇に仕え、数々の戦で勝利を収めた勇猛な武将でした。しかし、1336年の湊川の戦いで討ち死にし、その忠義心と勇気は後世に語り継がれています。
1692年に、「水戸黄門」の名で知られる徳川光圀によって墓碑が建立され、幕末には吉田松陰や坂本龍馬、高杉晋作など、多くの歴史的人物がこの地を訪れました。
その後、明治天皇の命により、現在の湊川神社が創建されたのです。
初詣の三が日には、約80店舗の露店が並び、境内は賑やかな雰囲気に包まれます。巳年にちなんだ、ぬいぐるみ仕様のお守りなど、干支にまつわる新年の授与品もたくさん用意されています。
1月中は、初詣限定の御朱印をいただくことができます。金色の「初詣」の文字が輝き、特別感満載です。
御朱印はすべて手書きで、初詣期間中も一文字一文字に心をこめて書くのがこだわり。御朱印を集めている方は、ぜひ手に入れてください。
近年では、「逃げ上手の若君」や「刀剣乱舞」など、歴史ものの作品のファンも数多く訪れています。
歴史好きはもちろん、開運招福や厄除けを願う方も、ぜひ湊川神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所 | 神戸市中央区多聞通3-1-1 |
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開閉門時間 | 2024年12月31日(火)開門6:30 閉門翌2025年1月1日(水)22:00 2025年1月2日(木)〜3日(金)開門6:30 閉門21:00 ※期間中、境内の駐車場は利用できません。周辺駐車場は混雑するため、公共交通機関のご利用をおすすめします。 |
公式HP | https://www.minatogawajinja.or.jp/event/8055/ |
商売繁盛のご利益も!「長田神社」
長田駅から徒歩約5分の場所にある長田神社は、創建201年と、生田神社と並び、神戸の中でも歴史ある神社です。
御祭神の事代主神(ことしろぬしのかみ)は、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の息子にあたる神様。
福の神「えびすさま」としても知られ、商売繁盛や開運招福のご利益があるとして、多くの人々に親しまれています。
毎年、初詣には約15万人の人々が訪れ、境内は賑わいます。期間中は露店も出店され、さまざまな縁起物や食べ物が楽しめます。
お正月に登場する授与品もたくさんあり、なかでも蛇の置物は、こちらの写真のもの以外に、デザインや色、大きさの異なるものが数多く揃います。
特に金色の蛇は豪華で、金運がアップしそうです。
境内には、神の化身である赤えいが宿る御神木が鎮座しており、側にある楠宮稲荷社は「痔の神様」と呼ばれています。
かつて、村人が赤えいを食べることを断ち、願掛けをしたところ痔の病気が治ったという言い伝えが残っています。
そのため、長田神社には病気平癒のご利益を求めて訪れる参拝客も多いのだとか。
毎年2月3日(令和7年は2月2日)の節分には、県指定重要無形民俗文化財にも指定されている「長田神社古式追儺式」が開催されます。
この行事は、神々の使いである鬼が舞い、無病息災や家内安全を願うもの。室町時代から続く伝統的な神事も、ぜひお見逃しなく。
住所 | 神戸市長田区長田町3丁目1-1 |
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開閉門時間 | 2024年12月31日(火)開門6:00 閉門翌2025年1月1日(水)18:00 2025年1月2日(木)〜3日(金)開門6:00 閉門18:00 ※期間中、境内の駐車場は利用できません |
公式HP | https://nagatajinja.jp/ |
神戸では、今回紹介した三社すべてのお参りにいく「神戸三社巡り」や、神戸市内にある一宮~八宮神社を参拝する「神戸八社巡り」を楽しむ方も多くいます。
新年を気持ちよく迎え、新しい一年を良い年にするために、初詣で今年の抱負を宣言してみてはいかがでしょうか。
神社巡りを楽しみながら、神戸の街を散策するのもおすすめです。
神戸で開運!歴史と伝統のある神戸の「寺社仏閣」めぐり 一から八まであるのは神戸だけ! 「神戸八社巡り」で厄払い【前編】神戸在住のライター。関西の観光やグルメジャンルを中心に、WEBや書籍などさまざまなメディアで執筆。地元の魅力を発信したいという思いのもと、日頃から神戸の街を歩いてネタ探しをしています。趣味は旅行とミュージカル鑑賞。