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2022.02.12

真冬に神戸を堪能するなら、スノボー、温泉、チョコレート。〜後編〜

真冬に神戸を堪能するなら、スノボー、温泉、チョコレート。〜後編〜

もうそろそろ、たっぷり満足できる旅行がしたい。

未曾有のウイルスに掻き乱されてから早2年。慣れたつもりでいても、長引く行動制限のストレスは、静かに心を蝕むもの。日照時間が短く、出不精になりがちな冬なら尚更。

───だからこそ。 しっかり身体を動かして汗をかき、活力を呼び戻してから、美味しい料理と温泉、洋菓子で満たされる神戸旅を提案したいと思いました。今日も神戸には、「人を元気づけたい」「世の中を少しでも明るくしたい」という思いで店頭に立ってくださっている人たちが、本当にたくさんいます。

六甲山でウィンタースポーツを楽しみ、有馬温泉で癒されたあとは、神戸のチョコレート屋さんを巡る旅のはじまりです。

L’AVENUE
全国からファンが集まる。神戸の代表的ショコラトリー

2012年、北野に『L’AVENUE(ラヴニュー)』をオープンさせたのは、チョコレートの世界大会「ワールドチョコレートマスターズ」の優勝経験者である平井 茂雄さん。全国から出店の要望があったものの、「神戸の街を元気づけたい」という強い思いがあり、オープンから10年経つ今でも店舗は世界にひとつだけ。ゆえに、多くのファンは遠方であろうと足繁く北野まで通ってしまうのです。

ボンボンショコラ12個入り「GRAND CREATION」3600円

L’AVENUEのチョコレートは、夕焼け空のグラデーションをイメージして味の変化や口溶けをぎゅっと一粒に閉じ込めています。2種類以上のフレーバーを組み合わせ、最初に感じる果実の香りや酸味が、舌の上でとろけながら変化していく。その味わい深さが、一度食べた人の心をぎゅうっと掴みます。 奇をてらった食材ではなく、オレンジやキャラメル、マロンなど誰もが一度は口にしたことのある素材を使って想像を超えることも、平井シェフの強いこだわり。名実ともに、圧倒的実力派のチョコレートです。

「OPERA(オペラ)」

L’AVENUEの生菓子と言えば、世界大会優勝時の作品として生まれた「MODE(モード)」が有名ですが、一度は食べていただきたいのが「OPERA」。コーヒー風味のバタークリームとビスキュイ、ガナッシュを重ねたクラシックなフランス菓子です。パッと見の派手さはなく、メディアに取り上げられることも少ないそうですが、オープン当初からの常連さんにこそ愛されている、隠れた名作。

コクがあるのに重すぎないバタークリームに、じゅわぁっと口の中で広がる濃ゆいコーヒーのビスキュイ。淡白に見えて、食べる人を最後まで飽きさせない香りと味の奥ゆかさ……L’AVENUEの実力を体感するケーキです。日常のご褒美として、バクバク食べたくなる気持ちがよくわかる。1gのブレもないように、全ての層を完璧に計量して「ベストなバランス」を毎日作っているそうです。

information L’AVENUE
住所:神戸市中央区山本通3-7-3 ユートピア・トーア1F
電話番号: 078-252-0766
営業時間:10:30~18:00(日・祝~18:00)
★2/3~2/14は10:30~17:00
定休日:水曜日(火曜日不定休)
詳細はこちらをご確認ください
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

Chocolat Republic
日常に寄り添うスイーツたち。神戸愛たっぷり地元のケーキ屋さん

一番人気の「神戸生チョコモンブラン」

三宮本店・神戸阪急・岡本・摩耶・北野と、神戸市内に5店舗を構える「Chocolat Republic(ショコラリパブリック)」。市内でこれほど店舗を持つ人気店なのに、市外には一歩も足を踏み出していないことから、すでに神戸への熱い愛を感じますよね。

Chocolat Republicの生菓子は、子どもから大人まで、誰でも安心して食べられるよう天然の素材にこだわり、出来るだけシンプルに作られています。気を張らずに、地元の人たちが日常的に食べたいと思えるようなお菓子を作ることを大切にしている、町のケーキ屋さん。 毎日がちょっと豊かになる、幸せになる瞬間を届けるケーキたちが揃っています。

「ショコラショコラ」1944円

日常的に食べやすいことを重視して甘さ控えめのケーキが多いなか、ずっしりと満足感を与えてくれるのが「ショコラショコラ」。トリュフに使われる高品質のチョコレートを2種類ブレンドして、酸味と甘味がちょうどよく混じり合うバランスを見つけるまでに、かなりの時間を要したそう。一辺倒な味ではすぐに飽きてしまうし、クセを出しすぎると日常感が失われてしまう。チョコレートの種類から配合、焼き加減を調節して試作に試作を重ね、1年以上の試作期間を経て「ショコラショコラ」が完成しました。

チョコレート好きの記憶に焼きつく、超濃厚なのに飽きがこない魅惑のケーキです。冷凍させても、焼いても美味しい。ワインとの相性も抜群です。

information Chocolat Republic
住所:神戸市中央区加納町4-8-7
電話番号:078-321-3666
営業時間:
1Fテイクアウト / 11:00〜22:00
2Fカフェ / 12:00〜21:00(L.O.20:30)
B1Fカフェ / 12:00〜18:00(L.O.17:00)
※新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、まん延防止等重点措置の適用にあたり、2/20まで営業時間を変更しています。詳しくはこちらをご確認ください。

チョコレート巡りの休憩に、とびっきりのランチを
欧風料理 もん

「ビーフシチュー」

Chocolat Republicと、次に紹介するモロゾフ神戸本店から歩いてすぐ。三宮・生田ロードにある『欧風料理 もん』のお肉料理は、神戸で一度は味わっていただきたい。 昭和11年創業で、もう80年以上地元の人たちの「ちょっとした贅沢」として愛され続けている老舗洋食店です。「阪神淡路大震災で一度は全壊したものの、1から再建をして、ここまで変わらない味を繋いできた」と教えてくれたのは、エネルギッシュな名物女将・ヒサ子さん。

王道人気は、ビフカツ・ビフテキですが、真冬に外を歩き回った後はビーフシチューで温まる……というのはどうでしょう。ステーキが運ばれてきたのかと勘違いするくらいに、お皿いっぱいにのった神戸ビーフは、数日間じっくり煮込んでトロトロです。そこに代々受け継がれてきたデミグラスソースをたっぷりかけるのが、もん流のビーフシチュー。 想像の味を悠々とこえる、シンプルかつ大胆なこの一皿に空腹を満たされたら、『神戸』と『もん』は、もう切り離せない存在になってしまうのです。

information 欧風料理 もん
住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通 2-12-12
電話番号:078-331-0372
営業時間:11:00~21:00(L.O)
定休日:第3月曜日
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

Morozoff 神戸本店
バレンタイン×チョコレートの文化はここから。本店限定を楽しんで

日本で初めて「バレンタインデーにチョコレートを渡す」という提案をしたのは、モロゾフだったと言われています。神戸のさんプラザにある本店の紹介は、真冬の神戸を堪能する記事として、絶対に外せない、というわけです。モロゾフは神戸に限らず広く全国展開しているので、多くの人にとって親しみやすい存在だと思いますが、本店のモロゾフは一味も二味も違うんです。

モロゾフを代表する焼き菓子のひとつ、「ファヤージュ」に見立てたリーフがキラキラと店内を舞い、奥には重厚なカフェスペースが広がっています。

「神戸本店チョコレートパフェ」(1100円)

ここでいただけるのが、本店限定のチョコレートパフェ。店頭仕立てのジェラートとムースが重なり、思った以上にとろとろの滑らかさが特徴的です。少し酸味のあるクリームはふわっと軽く、上から下までぎっしりチョコレートづくしなのに、飽きることなく完食できる一品です。濃ゆ〜いチョコレートパフェ好きさんには、絶対オススメ。

バレンタイン期間に登場するブランドでは、パリに住む猫をモチーフにした『CÂLINE(カリーヌ)』が抜群にかわいい!フランス語で、「愛らしい」という意味だそう。パッケージの可愛さから、友達や自分用のチョコレートに選ばれることも多いブランド。CÂLINEのチョコレートはどれも洋酒不使用なので、お酒が苦手な方やお子さんへの贈りやすさも◎。

日本人の味覚に合うよう独自に開発したベーシックなチョコレート、「セミスイート」「エキストラミルク」「ミルク」の味わいを楽しめるブランドです。

information モロゾフ 神戸本店
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町1-8-1
電話番号: 078-391-8718
営業時間:
テイクアウト / 11:00〜20:00
カフェ / 11:00〜20:00(L.O.19:30)
定休日:元旦
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

Nakamura Chocolate
オーストラリアにインスパイアされた、珠玉のショコラたち

2017年、神戸・岡本にオープンした『Nakamura Chocolate』は、オーストラリアを拠点に活躍する中村有希さんのショコラブティック。現地の先住民族・アボリジニの伝統的な食文化「ブッシュフード(※)」を取り入れたショコラたちは、日本では出会えないスパイスや果実の香り・味わいの面白さを、のびのびと舌の上で表現してくれます。繊細に味が変化していくショコラもあれば、噛んだ瞬間からダイナミックに香りが広がるショコラもある。 常識に囚われず、自由に表現する中村シェフの遊び心に、食べているこちらもワクワクしてきますよ。

※オーストラリア原産の自生しているハーブや木の実、野生動物や魚介類などを使った食文化

上「THE NAKAMURA SELECTION」(4040円)
下「AUSTRALIAN SELECTION」(4104円)

「THE NAKAMURA SELECTION」は日本の素材を生かし、デザインにも日本の陶芸など和のイメージを閉じ込めたセレクション。白胡麻とミルクチョコのプラリネや、柚子とタイムの掛け合わせなど、私たちと馴染み深い食材で想像を超えてきます。

「AUSTRALIAN SELECTION」は、ユーカリやピンクソルトなど伝統的なブッシュフードをふんだんに取り込んだセレクション。これまで食べたことのない、初めての出会いの連続を楽しみたい方には一番のオススメ。

バレンタイン限定コレクション「Journey of Love 愛へ至る感情のジャーニー」(2160円)

2022年、バレンタイン限定のコレクションとして誕生したのは5つのハートが並ぶ「Journey of Love」。恋愛としてだけでなく、相手や対象を慈しみ、大切にしたいと想う気持ちこそが“愛”ではないか、という中村シェフの想いから生まれたショコラです。

ホワイトの左から順に、尊敬 / 優しさ / 友情 / 信頼 / 愛情……と、一粒ずつ表現しているものが異なります。ガナッシュはすべて味と味を掛け合わせたもの。ブッシュフードと日本の伝統、どちらもバランス良く揃っているコレクションです。

information Nakamura Chocolate
住所:神戸市東灘区岡本2-5-16
電話番号:078-940-1637
営業時間:11:00〜18:30
定休日:月曜日(祝日は営業)
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

喫茶&喫酒 Cinq
夕暮れ時には、お酒とのペアリングを

三宮駅周辺、中山手通にあるレンガ造のビル3Fにひっそりと佇む、『喫茶&喫酒 Cinq(サンク)』。神戸では稀少な、Bar専用のチョコレートを揃えているお店です。

Cinqが大切にしているのは、Coffee / Cocktail / Chocolate / Cigar / Communicationという5つの“C”。「店名も、フランス語で数字の5を意味する言葉なんですよ」と、喫茶酒長である坂口 真也さんが教えてくれました。

チョコレートとお酒のペアリングをお願いすると、坂口さんがカウンターに出してくださったのは木箱に行儀良く並べられた15個のチョコレート。色鮮やかで、気品溢れるチョコレートたちが閉じ込められている光景に、感嘆のため息が漏れました……。

熟練した技術を持つバーテンダーと、本格的なカウンターを構える「オーセンティックバー専用」のチョコレートを作る、『アトリエAirgead(アールガット)』からオーダーして揃えているそう。好きなお酒に合わせて選ぶも良し、チョコレートに合わせてお酒を作ってもらうも良し。

チョコレート左:「ローズ青リンゴ」右:「野生黒蜂蜜」

真冬にオススメなのは、少しだけ度数高めのお酒と、優しくとろける甘〜いチョコレート。 今回は、ローズオイルと青りんごのピューレを使った一粒に合わせて、ブランデーベースのカクテル「ノルマンディーコネクション」をいただきました。

りんごを原料とするブランデー・カルヴァドスと、アーモンドのような香りを持つ熟成されたリキュール・アマレットを使っているので、果実のチョコレートとは相性抜群。 お酒でじんわり広がっていく熱を感じながら、大人の時間をゆったり楽しみましょう。

information 喫茶&喫酒 Cinq
住所:神戸市中央区中山手通1-7-12 上田ビル3F
電話番号:078-585-6577
営業時間:
月〜木 / 17:00 〜 23:00
金、土 / 17:00 〜 25:00
定休日:日曜日
※まん延防止等重点措置期間につき、2/20まで休業中です。営業再開日時につきましては、こちらからご確認下さい。

旅の最後はLA SUITE KOBEで、
たっぷりの「かわいい」に包まれながら

お部屋のタイプ:エグゼクティブフロア モデレートダブル

神戸でリゾート気分を味わいたい女性たちに、今最も人気なのが『LA SUITE KOBE』。内装はもちろん、アメニティや鍵、備え付けの食器など細部に至るまで、女性をキュンとさせてくれるホテルです。真っ白でシェルのような広々としたベッドに、ときめかない女性はきっといない。

LA SUITE KOBEがすべてのお部屋に季節の花を飾る理由は、「花には女性を感動させる力がある」と信じているからなのだそう。

大きなシャンデリアにキラキラと照らされ、ジャグジー付きのバスルームからは、ハーバーランドの夜景を独り占め。今まで制限されていた旅する喜び、非日常的な感動を、存分に味わえるホテルステイです。久しぶりの神戸旅に、ふさわしい夜を過ごしましょう。

「ル・クール ブレックファスト」(4300円 / 人)

目が覚めたら、広々としたテラスで朝日を浴びながらルームサービスの朝食を。

【ル・クール ブレックファスト】
・お目覚めのカクテルジュース
・氷上産 ヨーグルトと季節のフルーツ
・兵庫県産 野菜のサラダ
・兵庫県産の野菜を使った身体に優しいスープ
・ル・パン オリジナルベーカリー(パティシエ特製ジャム添え)
・シェフおすすめのメインディッシュ
 兵庫県夢前町の七福卵を使ったお好みの卵料理
 兵庫県産ポークのソーセージ添え

お部屋のテラスで、誰の目も気にせずゆったりと堪能できるこの朝食も、LA SUITE KOBEが人気を集めている理由。海外旅行が難しくなってしまった今、海を一望しながらこれほど豪華なブレックファストに酔いしれるのは、国内でも有数だと思います。

チョコレートを両手いっぱいに抱えて、贅沢を詰め込んだモデルコースの最後を飾るに相応しい体験を、LA SUITE KOBEで。

information LA SUITE KOBE
住所:神戸市中央区波止場町7-2
電話番号:078-371-1111
ご予約についてはこちらからご確認ください

前編の『六甲山スノーパーク』からはじまった真冬の神戸旅は、これまで我慢をたくさんしてきた心と身体を「十二分に揺らすこと」を裏テーマに構成しました。真冬ならではの、スノボー、温泉、チョコレートで。

まだ先の見えない日々は続くけれど、たまには思いっきり開放して、自分を抱きしめてあげる時間を大切にしてくださいね。

神戸には、お客さんのご褒美欲を満たしてくれる自然や温泉、美味しい洋菓子が紹介しきれないほどあって、いつでも皆さんを温かく迎えてくれますよ。


【文】ほしゆき
ウェブメディア『TABI LABO』の編集部に所属した後、2018年に独立してフリーライターへ。人やモノ・コトの背景にあるストーリーが好きで、インタビューを中心に企画・執筆を行っている。コピーライターとしてアパレルブランドのコンセプト制作、SHE likesでライティングの講師を務めるなど、幅広く活動中。
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真冬に神戸を堪能するなら、スノボー、温泉、チョコレート。〜前編〜

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