fbpx

2024.08.30

神戸にある山の中の隠れ家レストランへ

神戸にある山の中の隠れ家レストランへ

海も山も身近に感じられる街・神戸。

六甲山をはじめとする神戸の山々は、都会の喧騒を忘れて、のどかな時間を過ごせる人気のスポットです

そんな山の中には、豊かな自然とともに本格的なグルメを楽しめる名店があるのをご存知でしょうか?

観光で訪れた方はもちろん、近隣の方にも参考にしていただける情報を紹介していますので、ぜひご覧ください。

名物料理と楽しむ山小屋風レストラン「再度山荘」

まずはじめに紹介するのは、「再度山荘(ふたたびさんそう)」です。

こちらは六甲山系再度山の国定公園内に建つ、昭和45年創業の山小屋風レストラン。

近くに小川が流れ、雄大な自然を感じるロケーション

絶景スポットとして有名な「ビーナスブリッジ」の近く、再度ドライブウェイ「カーブNo.13」から山道へ入っていき、10分ほど歩いた場所にあります。

歩きやすい靴が必須で、道に迷わないよう地図などで下調べしておくことをおすすめします。

山道を進むと見えてくる階段をのぼるとお店に到着。山の緑に囲まれた癒しの空間が広がっています。

気持ちのよいハイキングのゴールに、こんな素敵なレストランが待っているとは、驚きです。

まずは、これを目当てに訪れる人も多いという名物料理「炭焼きスペアリブ」をオーダー。

炭焼きスペアリブ大。大きさは3種類からチョイス

神戸ポークをオリジナルのタレにしっかりと漬け込み、備長炭で焼き上げるスペアリブ。

香ばしくて、とてもジューシーです!はじめは、ナイフとフォークを使って食べていましたが、途中からはそのままかぶりついて、骨の周りまで美味しくいただきました。

石窯で焼き上げる熱々のピザも絶品です。

マルゲリータやビスマルク、きのこピザなど種類も豊富。りんごを使ったデザート系ピザまでありました。

マルゲリータのハーフサイズ

焼き立てのピザは、チーズがとろ~り。やや厚めの生地は、口に入れるともっちりサクサクで美味しい!

ハーフサイズもあるので、さまざまな種類を頼んでシェアするのも良さそうです。

目の前の大自然をたっぷり感じながら、食事を楽しめる再度山荘。

室内の席もありますが、季節によってはテラス席が圧倒的に人気。テラス席では愛犬と一緒に食事を楽しむこともできます。

元町や三宮からのんびりハイキングを楽しみながら訪れる方も多いようです。美味しい食事と自然を満喫できる素敵な休日はいかがですか。

Information

再度山荘(ふたたびさんそう)

住所 神戸市中央区神戸港地方字再度谷63
電話番号 078-325-8110
定休日 月・火曜日
公式HP https://www.futatabisansou.com/

丘の上から神戸を一望「ガーデンレストラン風舎」

続いて紹介するのは、「ガーデンレストラン風舎」です。

こちらは、六甲山系菊水山にある「菊水ゴルフクラブ」の広大な敷地内にあります。

車で行く際は、ナビの目的地を菊水ゴルフクラブに設定します。到着後、車でさらに奥へ進んでいくと、乗馬クラブがあらわれ、ブルーベリー園、そして丘の上に一軒家のレストランが見えてきます。

丘の上に佇む一軒家・ガーデンレストラン風舎

3,000坪もある敷地は花や緑の自然につつまれていて、なんだか夢の世界にやってきたような気分になります。

レストランのテラス席に到着すると、神戸の街や海を一望できる絶景が広がります。

眩しい緑に、爽やかな風が吹き抜けて、最高に気持ちがいい場所です。ちなみに、こちらのテラス席も愛犬と一緒に過ごすことができます。

レストランでは、地元の新鮮な野菜やお肉を使ったコース料理を子供連れでも気軽に楽しめるほか、圧倒的な開放感の中でBBQを楽しめるなど、シーンに合わせて過ごし方を選べます。

夜景も抜群にきれいなので、プロポーズで貸切利用をされる方もいるそうです。

敷地内のブルーベリー園には、地植えされ有機肥料で大きく育った木が約500本。

7~8月にはブルーベリー狩りができるのですが、樹の上で完熟した実は大粒でとても甘く、毎年来園される方も多いそう。

収穫したブルーベリーを使ったスイーツやジュース、ジャムも人気

ガーデンで育てたハーブを使った自家製のハーブオイルも人気で、食を通して自然を感じることができるレストランです。

大切な人たちを“どこに連れていくと喜んでくれるだろう?”と迷ったときは、ぜひこちらを候補に入れてみてください。

Information

ガーデンレストラン風舎

住所 神戸市兵庫区烏原町ヌク谷1 菊水ゴルフクラブ内
電話番号 050-1807-7375
定休日 月・火曜日
公式HP https://r.goope.jp/fusya/

布引の滝を優雅にのぞむ「おんたき茶屋」

そして3つ目は、「おんたき茶屋」です。

おんたき茶屋は、日本三大神滝の一つである布引の滝の絶景を見下ろしながら休憩できるお茶屋さん。

新幹線・新神戸駅から歩いて15分ほどの場所にあります。

豊かな自然に囲まれた新神戸駅

駅から滝までは遊歩道が整備されていて、気軽に自然の中へリフレッシュしに出かけられます。

スニーカーなど歩きやすい靴をおすすめしますが、中には仕事の前後なのか、スーツ&革靴の方も見かけます。

森林浴をしながら布引の滝へ

実は、布引の滝は1つの滝ではなく、雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つの滝の総称です。

おんたき茶屋に近い雄滝へそのまま進むこともできますが、雌滝にも立ち寄ることをおすすめします。

白い絹糸のように流れる雌滝

高さ19mの雌滝は美しい緑に囲まれた場所にあり、澄んだ空気と心地よい水音に癒されます。

雌滝までは新神戸駅から歩いて約5分。山と街が近い神戸ならではのロケーションです。

高さ43mの雄滝

雌滝からさらに10分ほど歩くと、雄滝に到着。

平安時代から和歌に詠まれるなど、古来より多くの人々を惹きつける美しい流れは、優美かつ迫力満点。

そして、その横にある階段を登って、おんたき茶屋へ。

雄滝をのぞむ、おんたき茶屋

のれんをくぐると笑顔の素敵な4代目店主がお出迎え。

居心地の良い店内で、美味しい料理でもてなしてくれます。メニューは、ラーメンやうどん、おでん、甘味など、さまざま。

具だくさんの湯豆腐

この日は、湯豆腐セットをいただいたのですが、野菜や肉がたっぷり入っていて出汁も美味しい。

大きなおにぎりが付いてきて、お腹いっぱいになりました。

車が入れない山の中で、こうした心のこもった料理をいただけるのは大変ありがたいこと。しかも、どれもリーズナブルで驚きます。

ちなみに、こちらの住所は「布引遊園地」なのですが、これは明治・大正時代に一帯が行楽地として賑わった名残りであり、当時は茶屋がいくつもあったそうです。

今では、おんたき茶屋のみが残り、歴史的、社会的にもその価値は高く「神戸歴史遺産」に認定されているほか、維持継承のための保存会もあります。

秋には、美しい紅葉の絶景も見られます。

このかけがえのない場所が時代を越えて、人々に愛され続けることを願っています。

Information

おんたき茶屋

住所 神戸市中央区葺合町布引遊園地45
電話番号 078-241-3484
定休日 木曜日
公式HP https://ontaki.jimdofree.com/

いかがでしたか。

いずれのお店も冒険気分に浸れるくらい非日常感たっぷりの場所にあるので、アクセスは公式HPや地図などでしっかり調べた上で訪れることをおすすめします。

神戸の山の中にあるレストラン、お気に入りを見つけていただければ嬉しいです。

【取材・文】川崎 哲章

神戸在住のPRディレクター&ライター。
洗練された都会のイメージがありながら、自然を身近に感じられる街・神戸の魅力をもっと多くの方に届けていきたい。そんな想いで観光やグルメ、そして関わる人々を取材。灘区の六甲山にも海にもすぐ行ける場所に住み、カメラ片手にいろんな場所へ出かけています。

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • LINE

OTHER COLUMNS

TOP