2022.08.19
- グルメ
みんな大好き!3時のおやつに食べたい。神戸のおすすめドーナッツ4選

小麦粉、タマゴ、お砂糖をボウルで混ぜ合わせたら、真ん中に穴を空けて油で揚げて…。リング状のドーナッツは、外はカリッ、中はもっちり。
子供から大人までみんな大好きな国民的おやつのドーナッツが、またじわじわと人気上昇中です。
神戸でドーナッツを買うなら、この4軒へ!
「ザ・シティ・ドーナツ&コーヒー」のドーナッツ

店はハンター坂の途中に。青いテントが目印。
神戸・北野に2021年3月にオープンした「ザ・シティ・ドーナツ・アンド・コーヒー」は、アメリカンなドーナッツの専門店。

店内

ゆったりとした店内にはイートイン用のカウンター席も
ショーケースに朝7時から並ぶのは、揚げたてのドーナッツ約10種。「異国情緒溢れる神戸、特に北野は外国人の方も多く生活する街ですし、観光客も多いエリアで、現地の文化、ライフスタイルを提案したいと始めました」と話すのはオーナーの小野原祐輔さん。

ショーケースの中のドーナッツ。ポップはシンプル。
アメリカでの滞在経験がある小野原さんと店長の松岡賢さんが手がけるドーナッツは、薄力粉と強力粉をブレンドした生地を手で捏ね上げ、アメリカ式にイーストを使ってふっくらと発酵させたら、サラダ油で揚げ、チョコやグレイズ(糖衣)で仕上げてデコレーション。そのルックスの大胆さやキュートなテイストが評判を呼び、店には朝早くから行列が!

砕いたオレオをトッピングしたクッキー&クリーム390円
ドーナッツは、糖衣がけした「クラシックグレイズド」(290円)、カラフルなチョコがトッピングされた「ザ・シンプソンズ」(349円)、甘じょっぱい「メープルベーコン」(390円)など、どれもザ・アメリカン!どれも「映える!」ルックスだから、インスタ女子にも大人気。

クラシックグレイズド290円、ピスタチオ370円、フルーティーシリアル390円。

ストロベリーホイップクリーム450円。
北野に暮らす外国人がプラリと立ち寄ってドーナッツを頬張ったり、通勤前のビジネスマンがドーナッツとコーヒーでモーニングしたり…、そんなシーンは、アメリカの日常といった感が満載です。
ドーナッツは、どれも生地がふんわり軽く甘さ控えめだから、おおぶりなサイズだけれど、2個はペロリ。配合や作り方などブラッシュアップを繰り返し、翌日でもさっくり&ふんわりなところもうれしい。
ザ・シティ・ドーナツ&コーヒー
住所 | 神戸市中央区山本通2-3−12 |
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TEL | 078-862-5454 |
営業時間 | 7:00~16:00(土、日曜は9:00~) |
定休日 | 木曜 |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/thecitydonuts/ |
「フロイン堂」のあんドーナツ、ぶどうドーナツ
阪急電車の岡本駅から西へ歩いて1分足らずのところ。ノスタルジックな一軒家が、神戸を代表するベーカリー「フロイン堂」です。
パン屋激戦区と呼ばれる街で、流行にながされることなく、手ごね、レンガ窯での焼成など、独自のパン製法を貫き、圧倒的な人気を誇っています。
戦争も震災も潜りぬけてきたドイツスタイルのレンガ窯で焼く食パンを目指して、遠くからもお客様が足を運ぶ名店の、もう一つの人気商品がドーナッツです。
朝11時までに出来上がる「あんドーナツ」は、食パン生地に粒あんを包あんし、しらしめ油で揚げたあと、粗熱が取れたらシナモンシュガーをまぶして完成。

生地をしたしめ油で揚げていきます。
パン生地の引きのある食感とややしっとりでほっくりやさしい甘みの粒あんの相性がバツグンです。

「あんドーナツ」200円
あんドーナツが揚がったあと、続いて揚げるのが「ぶどうドーナツ」。

「ぶどうドーナツ」170円
こちらは、午後2時半に焼き上がるぶどうパンと同じ生地をリング状に成形して揚げたもの。ふんわり生地に、サルタナレーズンの食感もアクセントです。
どちらも頬張った瞬間に、シナモンシュガーの香りがふわり。こっくり色のミルクティ、カフェラテと楽しむのも一案です。

国民のおやつの代表!という風情。

「あんドーナツ」の断面。粒あんもたっぷり。
フロイン堂
住所 | 神戸市東灘区1-11-23 |
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TEL | 078-411-6686 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 日曜、祝日、第1・3水曜 |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/furoindo/ |
「CHARMANT Cafe&Roastey王子公園店」のドーナッツ
三宮にもお店を構える自家焙煎コーヒー店。店の奥の焙煎室で自家焙煎するコーヒー豆は、浅煎り、中深煎りにローストした、フルーティーな香りとすっきりとした飲み口が特徴です。

店は青谷川のほとりに。阪急王子公園駅からもすぐ。
エチオピア、コスタリカなどのシングルオリジンやオリジナルブレンドなど7種のコーヒーには、デカフェもあってカフェインの苦手な方にも好評。そんなコーヒーと一緒に楽しみたいのが、ドーナッツ。

落ち着いた雰囲気の店内。奥にはドーナッツ工房と焙煎室が。
焙煎室の隣に併殺された「ネイチャードーナツ店 フロレスタ」の工房では、毎日作りたてのドーナッツが8種類。

ショーケースにはドーナッツがズラリ。テイクアウトもOKです。
小麦麦芽のたくさん入った全粒粉、アミノ酸をバランスよく含んだ豆乳、三温糖、国産バターにアルミニウムフリーのベーキングパウダーなど、体にやさしいこだわり素材を使ったドーナッツは、小さなお子さんやご年配のお客様まで幅広い客層に大人気。

定番のネイチャー152円は素朴な味わい。ちょっぴりほろ苦大人味のチョコレート186円、きび糖で作ったキャラメルグレーズをコーティングした塩キャラメル209円。曜日によって、フレーバーが変わります。

ドーナッツは菜種油で揚げています。
ドーナッツを使ったアフォガードなど、ドーナッツ工房併設のコーヒー店らしいメニューのほか、毎週水曜、金曜には動物ドーナッツも登場。

水曜、金曜限定の動物ドーナッツ。スタッフが一つずつ丁寧に手描きで作っています。
カラフルなチョコレートでデザインされたブタやネコなど愛らしいドーナッツは、食べるのがもったいないくらいのかわいらしさなのです。

専属のバリスタのラテアートが美しいカフェラテ418円(テイクアウト410円)、リング状と丸い形がセットになった親子動物ドーナツ¥550(テイクアウト540円)
CHARMANT Cafe&Roastey王子公園店
住所 | 神戸市灘区王子町1-1-19 |
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TEL | ︎078-801-3888 |
営業時間 | 11:00~18:30 |
定休日 | 不定休 |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/cc_ojikoen/ |
「はらドーナッツ神戸本店」のドーナッツ
「お母さんが3時のおやつに作ってくれるようなドーナッツ、あったらいいな…」、そんな思いからスタートした「はらドーナッツ」。
こちらは、豆乳とおからを生地にブレンドして菜種油でカラリと揚げたヘルシーなドーナッツが人気のお店です。使用する豆乳とおからは、お店のすぐ近く、マルシン市場内にある「原とうふ店」。

店は湊川商店街の近く。

「原とうふ店」の紹介が壁に。
昭和43年創業、半世紀続く老舗の豆腐に使う大豆は、煮豆に最適である最高品種の北海道産鶴の子大豆を採用。
この鶴の子大豆と高知県室戸の海洋深層水と赤穂産天然にがりを使って昔ながらの製法で手作りする豆腐は大豆そのものの甘味が極上の味わい。

ショーケースの中には、きれいな輪っかのドーナッツがズラリ。
そんな「原とうふ」のこっくり濃厚な豆乳とおからで作られたドーナッツは、プレーンをはじめ、ホワイトチョコ、きなこ、チョコ、特別栽培シナモン、サトウキビなど、定番&季節がわりのフレーバー約13種がショーケースに「手土産や差し入れに…」とまとめ買いする男性客の姿も結構見られます。

オカラと豆乳をたっぷり使用した一番人気のはらドーナッツ120円、天然香料特別栽培のアールグレイを使用したコウチャ130円、爽やかな風味のレモンティー150円。
こだわりの大豆の甘みがやさしくふわり。ほっこりとする味わいに癒されます。

ハワイ生まれのドーナッツ「マラサダ」もありました。

バラエティセット680円は、プレーン、ホワイトチョコ、チョコ、きなこ、レモンティの5種のセット。
はらドーナッツ神戸本店
住所 | 神戸市兵庫区荒田町2-20-109号 |
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TEL | ︎078-511-2800 |
営業時間 | 10:00~18:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 無休 |
公式サイト | http://haradonuts.jp/haratofu.html |
ライター・コーディネーター
赤穂生まれ、赤穂郡上郡育ち、神戸暮らし。人に出会うことが好きです。誰かの大切な思いを文章にして、たくさんの方に伝えるお手伝いをしたいと思っています。お菓子、パンなどを中に雑誌、ガイドブック、ウェブなどで取材執筆。イベントの企画。ショップセレクトなどにも携わっています。著書「東京最高のパティスリー」(ぴあ)、MOOK「神戸のおいしいパン屋さん」、「神戸紅茶さんぽ」、「神戸土産の新定番」(共にグラフィス社)企画編集執筆。2021年秋には「神戸のパン屋さん、やっぱりすごい」も発行。