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2024.11.11

紅葉の季節到来!秋の有馬温泉でのんびり癒し旅

紅葉の季節到来!秋の有馬温泉でのんびり癒し旅

秋も深まり、紅葉の季節がやってきました。神戸市内には紅葉の名所がたくさんありますが、なかでもおすすめしたいのが有馬温泉。

風情あふれる街並み、紅葉に彩られた美しい自然、そして日本三古泉の一つに数えられる温泉。

温泉にゆったりと浸かり、美味しいグルメを味わい、個性豊かなお店巡りを楽しむ。 そんな、秋の有馬温泉ならではの過ごし方をご紹介します。

※紅葉の写真は、過去撮影のものを含みます。

関西屈指の紅葉の名所「瑞宝寺公園」

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まずご紹介したいのが、関西屈指の紅葉の名所として有名な「瑞宝寺公園」です。

この公園は、1873年に廃寺となった瑞宝寺跡地を整備したもので、豊かな自然と歴史を感じられるスポットとして多くの人々に愛されています。

豊臣秀吉もこの寺の紅葉を愛で、たびたび訪れたことから「日暮らしの庭」という美しい別名もあります。

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カエデやイチョウの葉が色づく園内

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紅葉の見ごろは、例年11月上旬から11月中旬ごろ。特に、伏見城から移築した旧瑞宝寺の山門と紅葉のコラボレーションは必見です。

園内にはお団子などの軽食を販売する売店や、休憩できるベンチも設置されているので、美しい紅葉を眺めながら、のんびりと過ごすことができます。


Information瑞宝寺公園
住所 神戸市北区有馬町

空中から紅葉を満喫「六甲有馬ロープウェー」

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続いてご紹介するのは、空中散歩を楽しみながら紅葉狩りができる「六甲有馬ロープウェー」です。

標高約440mの有馬温泉駅と、標高約880mの六甲山頂駅を結ぶこのロープウェーは、約12分の空中散歩を楽しむことができます。

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定員は42名、ロープウェー内の座席は4席

走行距離は2,760mと、西日本でも2番目の長さ。

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大きな窓から広がるパノラマビューは圧巻で、六甲山の雄大な自然を間近に感じられます。特に、谷の深さや急斜面は、地上からは味わえない迫力があります。

乗務員の方の説明を聞きながら、六甲山全体が赤や黄色に染まり、まるで絵画のような絶景を堪能できます。

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有馬温泉街の向こうには神戸市北区、西宮市、三田市、丹波の山々などが見える/写真提供:六甲有馬ロープウェー

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写真提供:六甲有馬ロープウェー

「六甲有馬ロープウェー」の紅葉の見ごろは、例年11月中旬ごろ。

六甲山頂駅から徒歩約5分の場所には、日本屈指の眺望を誇る「六甲ガーデンテラス・自然体感展望台 六甲枝垂れ」があります。

ここで、美味しいお食事やショッピングを楽しんだり、六甲山に点在する観光施設を山上バスで訪れたりして、六甲山をとことん楽しむのもおすすめです。


Information六甲有馬ロープウェー
住所 神戸市北区有馬町(有馬温泉駅)
電話番号 078-891-0031(六甲山頂駅)
公式HP https://koberope.jp/rokko

日帰り温泉を気軽に楽しめる「金の湯」と「銀の湯」

せっかく有馬温泉まで足を運んだのですから、紅葉狩りだけでなく、歴史ある温泉もぜひ満喫してください。

豊臣秀吉をはじめ、小野小町や藤原道長、足利義満、伊藤博文、福沢諭吉など、数多くの偉人が訪れたという有馬温泉は、日本三名泉に数えられる名湯のひとつです。

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有馬温泉は、「金泉」と「銀泉」の異なる2種類の温泉が楽しめることでも有名です。

「金泉」は赤褐色の湯色が特徴で、塩分や鉄分を多く含んでいます。保温効果が高く、湯上り後も体がぽかぽかと温まります。

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温泉街のほぼ真ん中に位置する「有馬本温泉 金の湯」

「銀泉」は無色透明で炭酸ガスやラドンを含み、さらりとした湯触りです。美肌効果も期待できます。

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サウナも併設されている「銀の湯」

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温泉街には日帰り入浴を楽しめる「有馬本温泉 金の湯」と「有馬温泉 銀の湯」があります。

また、「有馬本温泉 金の湯」の建物横には、無料で利用できる足湯も設けられています。お時間がない方は、足だけでも金泉を体験してみてください。

温泉で温まった後は、ありまサイダーを片手に、温泉街の散策にくり出しましょう。


Information有馬本温泉 金の湯
住所 神戸市北区有馬町833
電話番号 078-904-0680
公式HP https://arimaspa-kingin.jp/kin-01.htm

Information「有馬温泉 銀の湯」
住所 神戸市北区有馬町1039-1
電話番号 078-904-0256
公式HP https://arimaspa-kingin.jp/gin-01.htm

炭酸煎餅の発祥店が手がける「MITSUMORI CAFE」

温泉街の散策の合間に、ちょっと休憩したいな、と思ったら「MITSUMORI CAFE」がおすすめです。こちらは、有馬温泉の銘菓「炭酸煎餅」の発祥店である「三津森本舗」が手がけるカフェです。

コロナ禍で「おうち時間を楽しんでもらいたい」という想いから、SNSで炭酸煎餅を使ったレシピを発信したのがきっかけとなり誕生しました。ひと味違うユニークな炭酸煎餅スイーツを頂くことができます。

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座席は2名または4名掛けのテーブル席。レトロな雰囲気漂う落ち着いた空間が素敵

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人気メニューは「炭酸煎餅ティラミス」。西宮市で有名な「ヒロコーヒー」のコーヒーに浸した炭酸煎餅6枚をベースに、マスカルポーネクリームとバニラアイスを挟んだ贅沢な一品です。

コーヒーか紅茶が選べるセットメニューも用意されており、優雅なティータイムを過ごすことができます。

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炭酸煎餅の食感が残るようにコーヒーに浸しているのがこだわり

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写真提供:MITSUMORI CAFE

そのほか、「炭酸煎餅フレンチトースト」や、手軽に食べられる「炭酸煎餅ピザ」、「炭酸和ッフル」などユニークなメニューが豊富です。

炭酸煎餅ってこんな食べ方があるんだ!と感じられる斬新なメニューをぜひ味わってみてください。

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写真提供:MITSUMORI CAFE

「MITSUMORI CAFE」を運営する三津森本舗は、明治時代から続く炭酸煎餅の老舗店です。

温泉街には、おいしい酒まんじゅうを販売する「和菓子工坊ありま」や、餡のトッピングを選べるだんごを販売する「三ツ森だんご家」など、三津森本舗が展開するお店が「MITSUMORI CAFE」を含め、7店舗あります。あわせて足を運んでみてください。


InformationMITSUMORI CAFE
住所 神戸市北区有馬町811
電話番号 078-904-0107
公式HP http://tansan.co.jp/cafe/

有馬土産を買いに訪れたい「神戸有馬湯本坂 有馬香心堂」

カフェでのひとときを楽しんだ後は、お土産を求めて温泉街を散策しましょう。

炭酸煎餅や、有馬山椒など、定番のお土産はもちろん、個性的なお店もたくさんあります。

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今回ご紹介するのは、「神戸有馬湯本坂 有馬香心堂」というお香専門店です。有馬や神戸にちなんだ、おしゃれな香りが揃っており、自分用はもちろん、大切な方への贈り物としてもおすすめです。

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特に人気のある「有馬彩香」は、神戸有馬を取り巻く、海・桜・竹林をイメージしてつくられた3種類のお香セット。特に、ふわっと華やぐ香りが印象的な桜のお香は、色もかわいく、イチオシの香りです。

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他にも、「恋風六甲」や「有馬花衣」など、様々な香りが楽しめます。これらのセットには、お香立てが付属されているので、すぐに香りを楽しめるのも魅力です。1本10分程度で消え、残り香は1時間ほど楽しめます。

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色鮮やかなデザインも人気が高い理由の一つ

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凝ったパッケージデザインが素敵な「有馬湯本坂物語」

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また、煙の出が少ないものや、消臭効果のある備長炭のお香など、種類も豊富です。ぜひ店頭で様々な香りを試して、お気に入りの香りを見つけたら、「お香がある暮らし」をはじめてみませんか。


Information神戸有馬湯本坂 有馬香心堂
住所 神戸市北区有馬町1160
電話番号 078-904-0805
公式HP https://arimakoushindou.jp/

紅葉が美しい温泉街を巡り、名湯やグルメを堪能する秋の有馬温泉旅は、日頃の疲れを癒し、心身ともにリフレッシュできる至福の時間となるでしょう。

有馬温泉には、今回ご紹介した紅葉スポット以外にも、「ねね橋」や「鼓ヶ滝公園」など、美しい紅葉を楽しめる場所がたくさんあります。

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ぜひ、この秋は、のんびりと散策を楽しみながら、秋の有馬温泉の魅力をたっぷり満喫してください。

【取材・文】中田優里奈

神戸在住のライター。関西の観光、グルメを中心に企画・取材・執筆・撮影を担当。旅行とミュージカルが好き。地元の魅力を発信したいという思いのもと、日頃から神戸の街を歩いてネタ探しをしています。

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