神戸の特別な「いつもの土曜の朝」 - EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET -

これから神戸を訪れる予定の方は、いますぐスケジュール帳を開いて「土曜の朝」に滞在できるかどうか確認を。もしお昼に到着予定なら、あと2時間早く家を出られるようにがんばって早起きしましょう。そうまでしても体感して欲しい「朝市」が、神戸にはあります。

EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET
開催場所:神戸市中央区 東遊園地 / 各線三宮駅から徒歩10分程度
開催日時:土曜日 / 9:00~12:30
※開催されない週もございますので、事前にホームページ、もしくはSNSでご確認ください。
HP / Facebook / instagram


旧居留地に現れる軽トラの車列

土曜日の朝。神戸三宮の中でも、百貨店やハイファッションブランドのショップが集まる旧居留地エリア。その東端の公園付近に、軽トラックばかりのちょっと目立つ車列ができてきます。荷台には、野菜の入ったコンテナや、茎ごと束ねられたトウモロコシが満載。

車列の正体は、周辺地域から集まってきたEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETの出店者たちです。その多くは、農村地域の多い西区・北区からやってきた農家や、市街地でローカルフードを製造・販売する事業者。出店者たちはほぼ毎週土曜の朝に、並木道と芝生広場のあるここ「東遊園地」に集まってきます。

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EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET(神戸市中央区/東遊園地)

ローカルフードが育まれる地産地消の朝市

EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETは、神戸の農漁業振興・地産地消促進を目的とした朝市。はじまりは、2015年6月のたった2日間だけの社会実験でしたが、それが今や、ほぼ毎週土曜に開催される神戸の新しい日常風景になりつつあります。

社会実験の目的は農家と直接話して野菜を買える場を作り、地元神戸の野菜への親しみや、実は神戸は農業が盛んな都市(人口100万人以上の政令指定都市のなかで農業産出額NO1)という事実を広く知らしめることでした。開催期間には多くの人が集まり、来場者からの「これから神戸の野菜をどこで買えばいいの?」という声や、出店者からの「新しい販路になるため続けてほしい」という声もあったことから、継続することに決まったそうです。

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ほぼ毎週顔を合わせるため、参加者同士の心の距離が縮まる

朝市には毎回25店ほど出店します。全ての出店者が朝市の開催目的に深く賛同しているため、農家・漁師・レストラン・ブリュワリー・コーヒー店・バー・グラノーラ店・パン職人・菓子職人など、業種・エリアを越えた新しい交流が育まれ、様々なコラボ商品・プロジェクトが生まれてきました。

神戸の野菜で朝ごはんやパン・お菓子を作ったり、神戸の果物や麦でビールを醸造したり、コーヒー店で廃棄されていたコーヒーのかすを畑の肥料にしてみたり。EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETは、出店者・来場者が毎週のように顔を合わせ、コミュニケーションを積み重ねることで、新しいモノゴトが生まれる場所へと成長してきました。

この朝市での出会いをきっかけに生まれたプロジェクトの一つが、農家・ブリュワリー・グラノーラショップが始めた「KOBE LOCAL BEER PROJECT」という循環型の取り組み。ローカルビールを醸造し、醸造後の麦芽でお菓子を作り、シティサーキュレーションを生み出すのが目的です。

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「KOBE LOCAL BEER PROJECT」のメンバー
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グラノーラショップが、ビール醸造に使用したモルト(麦芽)で作ったビールモルトクラッカー。
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参加者の作物を使ったパン。ここでしか買えないコラボフードも

初めてでも常連みたいに楽しむ方法

ここからは、初めてでもEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETを100%楽しむためのポイントをご紹介していきます。


1.神戸野菜を使った朝ごはんを食べよう

会場に着いたらまず味わって欲しいのが、この朝市でしか食べられない「神戸野菜の朝ごはん」。ローカルレストランが週替わりで朝ごはんを担当していて、朝市ならではのメニューを提供しています。材料の主役はもちろん神戸の野菜です。

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毎回人気、週替わりの朝ごはんブース。
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中華料理店による朝ごはん定食。朝市に並んでいる旬の神戸野菜をその場で味わえる
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カレー屋さんの朝ごはん。年間を通して旬の野菜を取り入れられる

ある週は定食風、またある週はカレーやピザと、レストランのジャンルによってメニューが変わります。売り切れ次第終了なので、早めにゲットするのが吉。週によってはパン屋さんも出店しているため、朝ごはんにするかパンにするかという、うれしい悩みに頭を抱えることも。

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パン屋が出店していたら、朝市ならではのコラボパンに注目

※その週の出店者はFACEBOOKとinstagramで発表されます。
フォローはこちら(EAT LOCAL KOBE のFACEBOOK / instagram


2.農家さんと話してみよう

ローカルの魅力がギュッと詰まった朝ごはんを食べた後は、会場をぶらりと歩きながら神戸ではどんな野菜が採れるのかを見て回りましょう。すると、普段よく見かける身近な野菜でも、よーく見るとちょっと違うことに気づくはず。例えば「ニンジン」「ジャガイモ」とひとことで言っても、実はたくさん種類があることに驚きます。

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農家と話をしながら野菜を買えるのは、この朝市ならでは
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「じゃがいも」にも色々な種類があることに驚き

この品種の特徴は?どんな味がするんだろう? と疑問が次々に浮かんできたら、ぜひ農家さんに話しかけてみてください。野菜の特徴やおいしい食べ方はもちろん、他にも様々な情報を教えてくれます。この野菜ってこんな食べ方があるんだ!といううれしい発見があることも。

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スーパーなどでは見かけない野菜?も。ズッキーニの花にチーズをはさんで揚げると絶品なのだとか

また、有機農や自然農など様々なスタイルの農家さんが出店しているため、専門的な話を聞いてみるのもおすすめ。普段は接点の少ない農家さんたちと、気軽に話ができるのはこの朝市ならではの体験です。


3.ドリンク&スイーツでちょっと一服

会場をぐるっと回ったら、ローカル店のドリンクやお菓子でちょっと休憩。もちろんドリンクとお菓子も、ローカル店のコーヒーや、神戸の果物を使ったコンブチャ(酵素ジュース)、神戸の水でつくったビール、神戸産の農作物を使ったスイーツなど、地産地消を楽しめるラインナップです。

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ローカルコーヒーショップなどが出店
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発酵ドリンク「kombucha」のお店も
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店主がひとりで切り盛りする小さな菓子店にも出会える

神戸でしか味わえないものばかりなので、旅行の思い出にもぴったり。ゆったり芝生広場でくつろぎながら味わえば、その日のプランにいいひらめきが生まれそう!


神戸に着いて30分で、ローカルの日常にダイブ

EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETの魅力は、ローカルフードだけでなく、神戸で暮らす人々のリアルな営みに触れ、その一端に参加できるところにもあります。

畑で野菜を育てる農家、海で魚を獲り海苔を育てる漁師、街で飲食店を営む料理人、パンや焼き菓子を作る職人、朝市を運営するスタッフ、そして買い物客といった、神戸で仕事をして暮らしている人々が集まり、顔の見える相手から地産の物を買う。「こないだ買ったアレおいしかったわ〜」「お店はどこにあるの?」と交流を深め、翌日からの暮らしと地続きのコミュニケーションが生まれる場所なのです。

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様々な人と出会い、交流すれば、一気にローカル気分に。

神戸に到着して30分後にリアルな神戸の日常にダイブできるのは、この朝市ならでは。ぜひ、ローカルを愛する神戸市民になった気分で、神戸ならではの「土曜の朝」を楽しんでくださいね。(ローカルのおすすめスポットやお店を、出店者に聞いてみるのもあり!)

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「ENJOY LOCAL!! 」の気持ちが、「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」には溢れている

EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET
開催場所:神戸市中央区 東遊園地 / 各線三宮駅から徒歩10分程度
開催日時:土曜日 9:00~12:30
※開催されない週もございますので、事前にホームページ、もしくはSNSでご確認ください。
HP / Facebook / instagram


【文・写真】
則直建都(フリーランスライター)
兵庫県宝塚市出身、神戸市在住。阪神間で過不足なく暮らすローカル体質人間。サイクリングとロードレース観戦が好き。


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